ゴリラ先生のやさしい投資教室│第38回 おやつで学ぶ資産運用：分散・複利・長期の基本

面白いテーマですね。
遠足のおやつ選びは“限られた資源をどう配分するか”という、立派な経済活動です。

もちろんです。今日はみなさんと“お菓子投資”をやっていきましょう。

チョコだけで固めるのは“集中投資”です。たとえば個別株だけに全力、みたいな状態ですね。

その通り。種類を分けることで飽きにくくなり、楽しみの幅も広がりますよね。

それが“値動きの激しさ”です。すぐなくなるお菓子＝ハイリスク資産、残りやすいお菓子＝ローリスク資産に例えられます。

お見事。性質を知れば、おやつの選び方も投資の仕組みも理解しやすくなりますね。

それが“増える仕組み”の第一歩ですね。
投資の世界では、これを“複利”と呼びます。

ええ。時間をかけて増えるという発想が、複利の本質です。

短期で全部使うのは、投資でいう“短期売買”に近いですね。後で困ってしまう可能性があります。

そうです。長期視点があると、無理なく楽しめますよ。

まとめますね。ミナミさんの弟さんのおやつ問題には、投資の本質がしっかり入っています。

分散、性質の違い、増える仕組み、長期視点……すべて同じです。

投資は難しく考えなくても大丈夫なんですよね。
お金もお菓子も、“ちょっと考えてみる”だけで未来が変わりますから。

学びは楽しくていいのです。
焦らず、比べず、自分のペースで続けていきましょう。