ゴリラ先生のやさしい投資教室│第11回 3本の木を育てよう!配当も値上がりもねらえる3本柱投資ってなに?

スーツとメガネがトレードマークの、頼れるお金のナビゲーター。
知識は豊富だけど説明はやさしく、質問には真剣に向き合ってくれる。
今日もハルトとミナミの“なぜ?”に、穏やかに答えてくれる先生。

YouTubeで見たFIRE動画に憧れて、投資に興味を持った13歳。
テンバガーや仮想通貨にすぐ飛びつく、元気でちょっとビビりなタイプ。
まだ投資は未経験で、ミナミやゴリラ先生に教わりながら勉強中。

SNSで投資を知り、「お金の勉強って大事かも」と思い始めた13歳。
慎重派で、定期預金や貯蓄型保険に安心感を覚えるタイプ。
ハルトの勢いに振り回されつつも、一緒に少しずつ学んでいる。

はじめに

ゴリラ先生!昨日読んだ記事、すっごく面白かったんだ。投資って、お金が自分で増えていく感じなんだね!

でも、ハルトはおこづかいで積み立ててるけど、配当とかもらえないんでしょ?ちょっとさみしいかも。

ふふふ、おふたりとも投資に興味が出てきましたね。今日はオルカンでしっかり“土台”を作ったあとに使える、「3本柱投資」について紹介しましょう。
まずは“1本目の木”から!オルカンで資産を育てる

ところでおふたり、バナナの木って知ってますか?育てるには時間がかかるけど、ちゃんと育てれば毎年おいしいバナナがとれるんです。投資も似ていますよ。
🌱 1本目の木:オルカン(全世界株式)
- 世界中の株式に分散投資できるインデックスファンド
- 毎月コツコツ積み立てて、将来の資産を“育てる”木
- 再投資型だから配当金は出ないが、複利で大きく育つ

やっぱりまずは、オルカンでコツコツ積み立てることが大事なんだね。
そうです。3本柱の話は、“オルカンがしっかり育ったあと”の話ですよ。初心者はまず、これ一本に集中です。

3本柱投資ってなに?バナナの木でイメージしよう

じゃあゴリラ先生、その“3本柱”って何なんですか?

いい質問です。3本のバナナの木を育てるイメージでいきましょう。
🌱 木①:オルカン(全世界株式)
- 配当は出ないけどコツコツ育つ“成長の木”
- 資産の“土台”となる、投資の基本中の基本!
🍌 木②:J-REIT(日本の不動産)
- 毎年しっかり配当が出る“収穫の木”
- ただし大雨(=金利上昇)に弱いので、ちょっと繊細
🍌 木③:SBI・S・米国高配当株式ファンド(SCHD連動)
- 配当も年4回出て、木自体も成長するハイブリッド
- 為替リスクはあるけれど、実績ある“たくましい木”

この3つをバランスよく持つことで、“育てながら、少しずつ収穫もできる”投資が完成するのです。
でも、インカムは“育ってから”!

J-REITとか米国高配当株って、配当がもらえていいなあ…。

それは確かに魅力ですね。ただし、先に育てたオルカンという“土台の木”があるからこそ、安定して実を収穫できるのです。
✅ いきなり配当目的で始めると…
- 投資資金が少ないうちは、配当が少額すぎて意味が薄い
- 配当課税がもったいない(20%引かれる)
✅ オルカンで育ててからなら…
- まとまった資産の一部でインカム投資を始められる
- 配当金を生活の一部に組み込むことも可能になる

最初は地味でも、将来のために“育てる時間”が大事なんですね。
まとめ:3本のバナナの木を、順番に育てよう!

投資で大切なのは、欲張らず、順番に木を育てていくことです。
- まずは オルカン で“しっかりとした根と幹”を作る
- ある程度育ってきたら、J-REITや米国高配当株で“実のなる木”を追加する
- 最終的には、“育てながら収穫できる”投資の森をつくる!

焦らずに、じっくりとお金の生る木を育てましょう!