ゴリラ先生のやさしい投資教室|証券口座ってなに?

スーツとメガネがトレードマークの、頼れるお金のナビゲーター。
知識は豊富だけど説明はやさしく、質問には真剣に向き合ってくれる。
今日もハルトとミナミの“なぜ?”に、穏やかに答えてくれる先生。

YouTubeで見たFIRE動画に憧れて、投資に興味を持った13歳。
テンバガーや仮想通貨にすぐ飛びつく、元気でちょっとビビりなタイプ。
まだ投資は未経験で、ミナミやゴリラ先生に教わりながら勉強中。

SNSで投資を知り、「お金の勉強って大事かも」と思い始めた13歳。
慎重派で、定期預金や貯蓄型保険に安心感を覚えるタイプ。
ハルトの勢いに振り回されつつも、一緒に少しずつ学んでいる。

はじめに

先生〜!この前読んだ「投資」の記事に「証券口座が必要です」って書いてあったけど、証券口座ってなに?

うんうん、ハルトが「口座って銀行のやつじゃないの?」って言ってて、わたしもよく分からなかったんです。

それは良い疑問ですね。今回は「証券口座ってなに?」というテーマで、ひとつずつわかりやすく説明していきますよ。
証券口座と銀行口座はどう違うの?

銀行にあるのも口座でしょ?証券口座って、それとどう違うの?

銀行口座は「お金を預ける場所」、証券口座は「投資のためのお金を置く場所」です。
たとえば、銀行ではお金を預金しておくだけですが、証券口座ではそのお金を使って、株や投資信託などを買うことができます。
なんで投資には証券口座がいるの?

でも、買い物みたいにポチッとできるなら、普通のお金のやりとりでいいんじゃないですか?

投資はただの「商品購入」とは違い、国のルールでちゃんと管理されているんです。だから、証券会社が作る「証券口座」を通じて取引する必要があるんですね。
証券口座があることで、「誰がどれだけ投資したか」「税金がいくらかかるか」などを正確に管理できるようになります。
特定口座?源泉徴収あり?どれを選べばいいの?

なんか「特定口座(源泉徴収あり)」ってのが人気って書いてあったけど…給料の話?投資で税金ってどういうこと?

これはちょっとややこしいですが、大切な話です。
投資で利益が出ると、「税金(約20%)」を払う必要があります。でも、「源泉徴収ありの特定口座」を選ぶと、証券会社が代わりに税金を計算して払ってくれるんですよ。
だから、確定申告が不要になって、初心者の方にとってはとても便利なんです。
証券会社ってなに?どこで作るの?

証券口座って、どこで作れるんですか?銀行じゃダメなんですか?

証券口座は「証券会社」という投資専門の会社で作ります。有名なところだと、SBI証券や楽天証券などがありますね。
最近はスマホアプリから申し込めて、郵送も不要なところがほとんどです。
口座開設の流れと必要なもの

え〜、なんか面倒くさそう…。

そんなことありませんよ。必要なものは、主に次の2つです。
- マイナンバーカード(もしくは通知カード+身分証)
- 銀行口座(配当金や出金先)
スマホで写真を撮ってアップロードするだけなので、10〜15分くらいで申し込みできます。
未成年でも口座を作れるの?

でも先生、わたしたちって中学生ですよね?わたしたちも証券口座って作れるんですか?

はい、未成年の方でも「未成年口座」という特別な証券口座を作ることができますよ。 ただし、おうちの方(保護者)の同意が必要だったり、親名義の口座と連携したりと、少し条件があるんです。
おわりに|次は「何に投資する?」を考えてみよう!

証券口座って、思ったよりカンタンに作れるんだね〜!

うん、スマホでできるなら、わたしでもできそう。…でも、作ったあとは何を買えばいいんですか?

よくぞ聞いてくれました!次回は「じゃあ、どんな投資商品を選べばいいのか?」についてお話ししますよ。
投資の世界に、いよいよ一歩踏み出していきましょう!