今さら人に聞けない投資用語!『運用益』ってなに?

はじめに
「投資って、結局どれくらい儲かるの?」「“運用益”ってよく聞くけど、どういう意味?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
この記事では、今さら人に聞けないけど大切な投資用語「運用益」について、初心者にもわかりやすく解説していきます。
運用益とは?簡単に言うと「ふやしたぶん」
運用益(うんようえき)とは、投資でお金を運用した結果、得られた「利益」のことです。
たとえば、1万円で株や投資信託を買って、1年後に1万2,000円になったとします。このとき増えた2,000円が「運用益」です。
ポイント:
- 元本(がんぽん)…もともと投資したお金
- 運用益…元本を上回って得られた利益
投資では、この運用益を得ることが主な目的になります。
運用益の主な2つの種類
投資で得られる運用益には、大きく分けて次の2つがあります。
① キャピタルゲイン(値上がり益)
金融商品を安く買って高く売ったときの差額で得られる利益のことです。
例:
- 株を1株1,000円で購入し、1,500円で売却した場合 → 運用益は500円
このように、価格の上昇によって得られる利益を「キャピタルゲイン」と呼びます。
② インカムゲイン(配当・利子など)
金融商品を保有していることで定期的にもらえる利益のことです。
例:
- 株式の配当金
- 債券の利子
- 不動産投資による家賃収入
- 投資信託の分配金 など
何も売却しなくても得られる運用益で、安定志向の投資家に好まれます。
運用益には税金がかかる
投資で得られた運用益には、基本的に約20.315%の税金がかかります。
たとえば、2,000円の運用益が出た場合、税金として約406円が引かれ、手元に残るのは約1,594円になります。
ただし、一定の条件を満たせば非課税になる制度もあります。代表的なものがNISA(ニーサ)制度です。
運用益が生まれる仕組み
なぜ運用益が得られるのかというと、お金を投資することで企業や金融機関がそれを使って活動し、利益を生み出しているからです。
たとえば:
- 株式に投資 → 企業の成長や業績改善で株価が上昇
- 債券に投資 → 利息収入が得られる
- 不動産に投資 → 家賃収入や物件価格の上昇で利益が出る
つまり、お金を働かせて増やすという考え方が、運用益の基本です。
注意点:運用益は保証されているわけではない
投資で利益が出るとは限りません。株価が下がったり、企業が配当を出さなくなったりすれば、運用益が出ないどころか損失になることもあります。
そのため、運用益だけに注目せず、リスクとリターンのバランスを考えることが大切です。
まとめ:運用益を正しく理解して投資を始めよう
- 運用益とは、投資によって得られる「利益」のこと
- 値上がり益(キャピタルゲイン)と配当・利子(インカムゲイン)がある
- 運用益には税金がかかるが、NISAなどの制度を使えば非課税にできる
- 運用益は必ず得られるわけではなく、リスク管理も必要
投資を始める前に、「運用益」とは何かを正しく理解することはとても重要です。まずは少額から、仕組みを体験してみるのも一つの方法です。