ゴリラ先生の超初心者向け!最初のステップ記事一覧
投資用語
PR

今さら人に聞けない投資用語!『証券会社』ってなに?

aiaiaiaiai
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

はじめに

株式投資や投資信託、不動産投資信託(J-REIT)など、さまざまな金融商品に投資をする際に必ず登場するのが「証券会社」です。

しかし、「証券会社って銀行と何が違うの?」「ネット証券と店舗型証券はどう違うの?」と聞かれると、うまく説明できない人も少なくありません。

この記事では、証券会社の基本的な役割や種類、銀行との違い、さらに自分に合った証券会社を選ぶポイントまで、投資経験が浅い方にもわかりやすく解説します

証券会社とは?

証券会社は、株式や債券、投資信託などの有価証券の売買を仲介・取次ぎする金融機関です。投資家が直接企業から株式を購入することは基本的にできません。株式市場での売買は、証券会社を通して行う必要があります

証券会社の主な業務は大きく分けて次の3つです。

  1. 仲介・取次ぎ業務
     投資家と証券取引所をつなぎ、注文を市場に取り次ぐ。
     例:東証でトヨタ株を100株買いたい場合、証券会社が注文を市場に通す。
  2. 引受業務
     企業が新しく株式や社債を発行するとき、それを引き受けて投資家に販売する。
     例:IPO(新規株式公開)で証券会社が株を販売する。
  3. 自己売買(ディーリング)業務
     証券会社自身が株や債券などを売買し、利益を得る。

これらの業務は金融商品取引法で定められており、証券会社は金融庁の登録を受けて営業しています。

証券会社と銀行の違い

証券会社と銀行はどちらもお金を扱う金融機関ですが、役割や機能には明確な違いがあります。

項目証券会社銀行
主な役割有価証券の売買仲介・販売預金の受け入れ、融資、為替取引
収益源売買手数料、商品販売手数料、自己売買利益預金と貸出金の利息差、手数料
扱う商品株式、債券、投資信託、先物、オプションなど預金、住宅ローン、カードローン、外貨預金など
口座の性質投資専用口座(証券口座)預金専用口座(普通・定期など)
保護制度投資者保護基金(上限1,000万円の現金保証、全額分離保管)預金保険制度(上限1,000万円+利息まで保護)

銀行はお金を「預かる・貸す」のが主な業務ですが、証券会社はお金を「運用するための窓口」です。両者は金融分野で役割が分担されています。

証券会社の種類

証券会社には、大きく分けて次の3つのタイプがあります。

1. 大手総合証券(対面型証券)

  • 全国に店舗を構え、対面での営業やアドバイスを提供。
  • 例:野村證券、大和証券、SMBC日興証券など。
  • 特徴:IPOの取扱数が多い、対面サポートが手厚い。
  • デメリット:手数料が高め。

2. ネット証券

  • 店舗を持たず、取引はすべてインターネット経由。
  • 例:SBI証券、楽天証券、マネックス証券など。
  • 特徴:手数料が安い、24時間注文可能、ツールが充実。
  • デメリット:自分で判断する必要がある。

3. 銀行系証券

  • 銀行のグループ会社として運営。
  • 例:三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券など。
  • 特徴:銀行との連携が強く、資産管理が一体化できる。
  • デメリット:大手総合証券と似た料金体系のことが多い。

これから口座開設を予定している人には、ネット証券を強くオススメします。気になる方は、下の記事も参考にしてください。

合わせて読みたい
初心者でも迷わない!証券口座の選び方完全ガイド|ネット証券を強く推奨する理由
初心者でも迷わない!証券口座の選び方完全ガイド|ネット証券を強く推奨する理由

証券会社の役割

証券会社は単なる「株を売買する場所」ではなく、資本市場全体の円滑な運営を支える重要な存在です。

  1. 資金の流れを作る
     企業が株式や社債を発行して資金調達する際、証券会社が間に入って投資家に販売します。これにより企業は事業拡大や設備投資の資金を得られます。
  2. 投資家の資産運用をサポート
     注文の仲介だけでなく、企業分析や市場レポート、投資信託の提案など、情報提供も行います。
  3. 価格の形成に寄与
     市場での売買を円滑にし、需給のバランスを取る役割もあります。

私たちが優良な投資商品にアクセスできるのも、証券会社が存在しているおかげです。

証券会社を選ぶときのポイント

これから資産運用を始める投資家が証券会社を選ぶ際には、次のポイントを意識すると良いでしょう。

  1. 手数料体系
     1回ごとの約定代金に応じた手数料なのか、1日定額制なのかを確認。
  2. 取扱商品の種類
     株式だけでなく、投資信託、債券、外国株、ETF、先物・オプションなど、自分が取引したい商品を扱っているか。
  3. 取引ツールの使いやすさ
     チャート分析、注文スピード、スマホアプリの性能など。
  4. サポート体制
     電話やチャットでのサポート、セミナーの有無。
  5. 特典やサービス
     ポイント投資や銀行との連携(例:SBI証券と住信SBIネット銀行の連携で金利優遇)。

証券会社と銀行を上手に使い分ける

実際の資産形成では、証券会社と銀行を併用するのが一般的です。

  • 銀行口座:生活費や緊急資金の管理、給与受取先。
  • 証券口座:余剰資金を運用して資産を増やす場。

また、銀行によっては証券会社と連携していて、銀行口座から即時入金できたり、ポイント還元を受けられることもあります。これらの機能を活用すると資金移動がスムーズになります。

おわりに

証券会社は、投資家と資本市場をつなぐ重要な役割を担う金融機関です。銀行との違いや各証券会社の特徴を理解することで、自分に合った投資環境を整えることができます。

脱初心者の投資家にとっては、「どの証券会社を使うか」は取引コストや投資効率に直結する大事な選択です。手数料やサービスだけでなく、取引スタイルや投資目的に合わせて最適な証券会社を選び、長期的な資産形成に活かしましょう。

合わせて読みたい
ゴリラ先生のやさしい投資教室│第6回 未成年でもOK!口座開設とネット証券の選び方
ゴリラ先生のやさしい投資教室│第6回 未成年でもOK!口座開設とネット証券の選び方

このブログは「にほんブログ村」に参加しています。
下のバナーをクリックしていただくと、ブログランキングでの応援につながります。
読んで役に立ったと感じていただけたら、応援してもらえると励みになります!

にほんブログ村 インデックス投資カテゴリへ
ABOUT ME
当ブログ管理人
当ブログ管理人
サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。高配当個別株投資などを経て、現在は自身が考案した『3本柱投資』を実践中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。 PVアクセスランキング にほんブログ村
記事URLをコピーしました