今さら人に聞けない投資用語!「ETF」

1. はじめに
「ETF(上場投資信託)」という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのようなものか、投資信託と何が違うのか、イメージがつかみにくい方も多いかもしれません。
ETFは、証券取引所に上場している投資信託であり、リアルタイムで売買ができるという特徴を持っています。一方、一般的な投資信託(公募型投資信託)は1日1回の基準価額で取引される仕組みとなっています。
本記事では、ETFと投資信託の違いを分かりやすく整理し、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、どちらが自分に合った投資商品なのかを解説していきます。
2. ETFとは?
ETF(Exchange Traded Fund)は、日本語では「上場投資信託」と呼ばれ、証券取引所に上場しているため、株式と同じように市場が開いている時間にリアルタイムで売買ができる 投資商品です。
📌 ETFの基本的な特徴
✅ リアルタイム取引:市場が開いている間は株式と同じように取引が可能
✅ 指数に連動:多くのETFは、日経平均やS&P500などの株価指数に連動するように設計 されている
✅ 手数料が低い:投資信託と比較すると運用管理費用(信託報酬)が安い傾向がある
✅ 分配金が得られる:ETFは一般的に配当(分配金)が支払われることが多い
また、米国ETFの場合、分配金はドル建てで支払われため、外貨運用をしたい人にとっては大きなメリットとなります。
3. ETFと投資信託の違いを比較
ETFと投資信託は「どちらが優れている」というものではなく、それぞれ異なる特徴を持っています。自分の投資スタイルに合った商品を選ぶことが重要です。
📌 ETFと投資信託の比較表
項目 | ETF(上場投資信託) | 投資信託(公募型投資信託) |
---|---|---|
取引方法 | 証券取引所でリアルタイム取引 | 1日1回の基準価額で売買 |
売買の自由度 | 株式と同じように指値注文・成行注文が可能 | 購入・売却のタイミングは運用会社が決定 |
運用コスト(信託報酬) | 低い(インデックス型ETFは特に安い) | やや高め(アクティブファンドは特に高い) |
分配金 | 米国ETFはドル建て、日本ETFは円建てで支払われる | 再投資されることが多い(受け取れる商品もあり) |
積立投資 | 基本的にできない(証券会社による) | 新NISAつみたて投資枠などで利用可能 |
最低購入単位 | 1口単位(数千円~数万円) | 100円から購入可能(証券会社による) |

4. ETFのメリット・デメリット
ETFは便利な商品ですが、投資信託と比較するとデメリットもあります。メリットとデメリットを理解し、自分の投資スタイルに合うか判断しましょう。
✅ ETFのメリット
- リアルタイム取引ができる
- 株式と同じように、市場が開いている時間ならいつでも売買可能です。
- 指値注文・成行注文が可能なので、価格を見ながら取引できるのが強み。
- 運用コスト(信託報酬)が安い
- 一般的にETFの運用コストは投資信託よりも低め。
- 長期投資ではコストが積み重なるため、低コストで運用できる点は大きなメリット。
- 配当(分配金)を直接受け取れる
- 投資信託は分配金が自動的に再投資されることが多いが、ETFは分配金を直接受け取れるので、配当金を使いたい人には魅力的。
- 米国ETFの場合、分配金はドル建てで受け取れるため、外貨資産を増やす手段としても有効。
❌ ETFのデメリット
- 少額投資・積立投資がしにくい
- 投資信託なら100円から買えるが、ETFは1口単位(数千円~数万円)なので少額での積立には向いていない。
- リアルタイム取引の手間がある
- 価格変動を見ながら売買する必要があるため、長期的に放置したい人には向かない。
- 購入手数料がかかることがある
- 証券会社によってはETFの購入時に売買手数料が発生する場合がある(ただし最近は無料のETFも増えている)。
5. まとめ|ETFと投資信託、どちらを選ぶべきか?
ETFと投資信託は、それぞれメリット・デメリットがあり、投資スタイルによって選ぶべき商品が異なります。
📌 ETFが向いている人
✅ リアルタイムで売買したい人
✅ 手数料(信託報酬)を抑えたい人
✅ 分配金を直接受け取りたい人(米国ETFならドル建て で受け取れる)
📌 投資信託が向いている人
✅ 少額から積立投資をしたい人
✅ 取引の手間を減らしたい人
✅ 自動的に資産を増やしたい人(分配金の再投資)
どちらが正解というわけではなく、投資の目的に応じて選択することが大切です。
ETFと投資信託、それぞれの特徴を理解し、自分に合った運用スタイルを見つけましょう!為替リスクを回避するために、長期でドルコスト平均法を活用するのも賢い戦略です。