SCHD・VYM・HDVを徹底比較|初心者におすすめの米国高配当ETFはどれ?

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はじめに
米国株式市場には、高配当株を集めたETF(上場投資信託)が数多くありますが、その中でも特に人気を集めているのがこの3つです。
- SCHD(シュワブ米国配当株式ETF)
- VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
- HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)
最近では、SCHDに連動した国内投資信託(例:SBI・S・米国高配当株式ファンド)が登場したことで、投資初心者からも注目が集まっています。
この記事では、これら3つのETFの違いや特徴をわかりやすく比較しながら、日本からどう投資できるのか?そして、どれがもっともおすすめなのか――じっくりと解説します。
1. 高配当ETFとは?配当金で「育てる」投資スタイル
高配当ETFとは、配当利回りの高い企業を中心に構成されたETFで、年に数回「分配金(配当)」を受け取ることができます。
- 現金収入が得られるため、老後資金や生活の足しにしやすい
- 配当を再投資すれば、複利効果で資産が膨らむ
長期的な資産形成において、安定したキャッシュフローを求める人にはとても人気の投資スタイルです。
2. 基本情報を比較|3つのETFのスペック早見表
項目 | SCHD | VYM | HDV |
---|---|---|---|
運用会社 | チャールズ・シュワブ | バンガード | ブラックロック |
経費率 | 0.06% | 0.06% | 0.08% |
銘柄数 | 約100 | 約400 | 約75 |
分配頻度 | 年4回 | 年4回 | 年4回 |
運用戦略 | 配当+財務健全+成長性 | 広範な分散重視 | 財務健全性・利回り重視 |
日本での投資 | 投信あり(SBIなど) | ETF+投信あり(楽天など) | ETF+投信あり(iシェアーズ) |
3. セクター構成の違いは“中身の戦略”の違い
▶ SCHD:バランス型+成長性も狙える構成
- 資本財・金融・情報技術・ヘルスケアなどを中心に構成
- エネルギーや公益は控えめで、景気循環にも対応
- 企業の財務・配当履歴・収益性をスクリーニングに使用
→ 成長性と安定性のバランスを重視した“進化系高配当ETF”
▶ VYM:広く分散された「王道」の高配当ETF
- 400銘柄以上の分散性
- 金融・生活必需品・ヘルスケアが中心
- 配当利回りはほどほど、減配リスクも少なめ
→ 株初心者・堅実派におすすめの“守りの高配当ETF”
▶ HDV:ディフェンシブ重視+利回り特化型
- ヘルスケア・エネルギー・公益など、守りと高利回りの組み合わせ
- 銘柄入れ替えが激しく、構成が年によってブレやすい
- 分配金は年によって増減あり
→ 安定性よりも“収益性”に振り切ったややリスキーな高配当ETF
4. 日本から投資するには?投資方法まとめ
▶ SCHDに投資するには…
- 【ETF】楽天証券・SBI証券などでSCHDを直接購入(米ドル必要)
- 【投資信託】SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回分配型)などがおすすめ
→ 日本円で買えて、NISA成長投資枠にも対応!
📌 初心者はまず投資信託でOK! 手間なく、ドル建て手数料も不要です。
3種類のSCHD投資信託を徹底比較!

年4回分配型の新たな選択肢!Tracers日興SCHDとSBI・楽天SCHDを徹底比較
▶ VYMに投資するには…
- 【ETF】楽天証券・SBI証券などでVYMを直接購入
- 【投信】楽天・米国高配当株式インデックス(楽天VYM)
→ 投資信託版ならつみたてNISAにも対応
📌 長期分散向け。楽天証券ユーザーに特に人気があります。
▶ HDVに投資するには…
- 【ETF】SBI証券・マネックス証券などで直接購入
- 【投信】iシェアーズ 米国高配当株式 ETFを投資対象とするファンド(例:iFreeシリーズ)
📌 投資信託の選択肢は少なめで、ETF購入のほうが主流。
5. 配当利回りと増配率の比較
項目 | SCHD | VYM | HDV |
---|---|---|---|
直近利回り | 約3.5~4.0% | 約3.0~3.5% | 約4.0~4.5% |
増配傾向 | ◎(右肩上がり) | ○(緩やか) | △(やや不安定) |
減配の有無 | ほぼなし | 過去に微減あり | 年によって変動あり |
✅ SCHDは“配当が成長するETF”として注目度が急上昇中!
6. 結論:初心者にもおすすめなのは「SCHD」
最後に、それぞれの特徴をまとめます。
タイプ | 向いているETF | 理由 |
---|---|---|
成長+安定を両立したい | SCHD | 増配率が高く、構成銘柄も優秀 |
とにかく広く分散したい | VYM | 銘柄数が多く、安心感が強い |
高利回り重視・短期収入型 | HDV | 利回りは高いが、ややブレあり |
💡そして筆者のおすすめは「SCHD」
- SBIの投資信託で気軽に始められる
- 年4回の分配金でモチベーションも維持しやすい
- 配当も伸びる!トータルリターンでも優秀!
おわりに:高配当ETFは「育てる資産」
ETFは買って終わりではありません。
特に高配当ETFは「分配金を再投資することで、雪だるま式に育てていく」資産です。
- SCHDなら、増配+成長+手軽さの3拍子が揃っている
- 日本円で投資したい人にも最適な投資信託が用意されている
- 米国ETFデビューの第一歩にふさわしい選択肢です
資産形成を始めるなら、「どれが人気か?」だけでなく、「自分が続けられる形かどうか」も重要なポイント。
まずはSBI・S・米国高配当株式ファンドから、米国高配当投資の世界に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
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