資産を減らしたくない心理と高配当株投資の魅力とは

はじめに

インデックス投資は、株価指数に連動する形で効率よく資産を増やすことができる投資手法です。その手軽さや安定性から、多くの投資家に支持されています。しかし、資産形成がうまくいったとしても、一度築いた資産を取り崩すことには心理的なハードルがあるとされています。

この記事では、「資産を取り崩す心理的な難しさ」について考え、高配当株やJ-REITなど、配当金や分配金を得られる投資がどう役立つのかについて解説します。また、筆者自身の経験を交えながら、インデックス投資と高配当株投資を組み合わせる理由についてもお話しします。

資産を取り崩す心理的な難しさ

1. 心理的抵抗の背景

一度築いた資産を取り崩すのは、思った以上に難しいものです。研究によれば、資産を取り崩す行為には以下のような心理的な抵抗が伴うことが指摘されています：

• 「減っていく恐怖」：資産が減ることに対するストレスや不安
• 「将来への不安」：取り崩しすぎて老後資金が不足するのではないかという懸念
• 「自己評価の低下」：資産が減ることで、自分の価値や努力が失われたように感じる

2. 筆者の経験

筆者自身、あるオンラインゲームで時間をかけて築いたゲーム内の資産を使うことができず、その行動がリアルな資産運用にも影響していると実感しています。どんなに効率的な運用が可能でも、資産を取り崩すストレスがある限り、インデックス投資だけでは心から安心できないと感じています。何かを買うために貯金していたのに、実際に貯まってみるとなんとなく使えない。そんな経験がある人は、この心理が当てはまるかもしれません。

配当金や分配金が心理的抵抗を和らげる理由

1. 資産を「使う」のではなく「受け取る」感覚

配当金や分配金は、資産を取り崩さずに得られる収入です。このため、元本を減らさずに生活費や趣味の資金を補える安心感があります。「資産を減らしている」という意識がなくなるため、心理的負担が大幅に軽減されます。

2. 一定の収入を得る安心感

高配当株やJ-REITに投資すると、定期的な配当金や分配金を得られるため、生活費の一部をまかなうことができます。これにより、資産を取り崩さずとも収入があるという安定感を得られます。

3. 長期的な視点でのリターンも期待できる

配当金や分配金を受け取りながら、再投資することで複利効果を得ることも可能です。これにより、心理的な安心感と資産の増加を両立できます。

高配当株やJ-REITを取り入れる意義

1. 高配当株投資

高配当株は、企業が利益の一部を株主に配当金として還元する株式です。安定した収入が得られるため、取り崩しに抵抗がある人にとって有力な選択肢となります。

2. J-REIT（不動産投資信託）

J-REITは、不動産を主な投資対象とする信託商品で、賃料収入を分配金として受け取る仕組みです。これにより、不動産に直接投資するよりも手軽に収益を得ることができます。

3. 少額から始められる

高配当株やJ-REITは、少額から購入できるものも多く、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。筆者自身も少額から始め、高配当株やJ-REITの配当金を得ることで、徐々に取り崩しへの心理的な不安を和らげています。

インデックス投資との組み合わせのすすめ

1. 効率的な資産形成

インデックス投資は、効率的に資産を増やす手法として非常に優れています。低コストで市場全体の成長を享受できるため、資産形成の軸として適しています。

2. 心理的な補完としての高配当株やJ-REIT

資産形成の中心をインデックス投資に据えながら、高配当株やJ-REITを取り入れることで、取り崩しへの心理的抵抗を補完できます。この組み合わせは、効率性と安心感のバランスが取れた戦略です。

おわりに

資産を取り崩す心理的な難しさは、誰にでも起こり得ることです。だからこそ、配当金や分配金を得られる投資手法を取り入れることで、心理的負担を軽減しつつ、豊かな資産運用を目指すことができます。

筆者自身も、インデックス投資を中心にしつつ、高配当株やJ-REITに少額から投資を始め、その利便性と安心感を実感しています。資産運用は、効率性だけでなく心理的な満足感も重要です。ぜひ、自分に合った投資スタイルを見つけてみてください。

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当ブログ管理人

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2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。