今さら人に聞けない投資用語!「インカムゲイン・キャピタルゲイン」
インカムゲインとは?
インカムゲインとは、株式や債券などから定期的に得られる収入を指します。たとえば、株式の配当や債券の利息がこれに当たります。平均的な配当利回りは、日本株で約2%、アメリカ株で約1.5~2%が一般的です。インカムゲインの魅力は、保有し続ける限り定期的に得られる収益がある点で、長期的な資産形成や生活費の一部を補填するのに役立ちます。
キャピタルゲインとは?
キャピタルゲインは、資産の売却によって得られる差益です。株式や不動産を購入価格より高く売ることで利益が発生します。日本株やアメリカ株の平均的なキャピタルゲインは、市場や経済状況によりますが、年率5~8%が目安とされています。キャピタルゲインは一時的な収入ですが、大きなリターンを得られる可能性があるため、成長力を期待する投資において重要な役割を果たします。
無配当型インデックスファンドとインカムゲイン
無配当型インデックスファンドは、S&P500やオールカントリーなどが代表例です。これらのファンドでは、配当が直接投資家に支払われるのではなく、ファンド内で再投資される仕組みになっています。つまり、無配当型ファンドであってもインカムゲインが自動的に再投資されるため、資産価値の成長に寄与します。これにより、投資家はキャピタルゲインとインカムゲインの両方を享受できるというメリットがあります。ただし実際に利益を得るためには、資産を売却する必要があるため、実質的にはキャピタルゲインにインカムゲインが内包されている、と考えるのが正しいかもしれません。
まとめ
インカムゲインとキャピタルゲインは、どちらも投資家にとって重要な収益源です。インデックスファンドのような資産形成に役立つ投資先を利用することで、これらの利益を効率よく得られます。どちらを重視するかは、投資目的やリスク許容度に応じて選ぶのがポイントです。どちらにせよ、適切な投資戦略を選択し、長期的な視点で計画的に資産を増やしていくことが重要です