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はじめに
「年金って、将来もらえるお金ってことは分かるけど…」
「結局、いくらもらえるの? ちゃんと払ってるけど、将来不安…」
「個人で準備って言われても、何から始めたらいいのか分からない」
こんなモヤモヤ、抱えていませんか?
この記事では、「年金ってそもそもなに?」という疑問から、日本の年金制度の全体像、そして将来のためにどんな備えをしておくべきかまで、初心者向けにやさしく解説します。
そもそも『年金』ってなに?
年金とは、老後や障害、遺族の生活を支えるための“定期的なお金”のことです。
ざっくり言えば、「働けなくなった後も生きていけるように支給されるお金」です。
そして日本では、年金制度は大きく3つに分かれています。
日本の年金制度は「3階建て」
日本の年金制度はよく「3階建ての家」にたとえられます。
階層 | 内容 | 誰が入っている? |
---|
1階 | 国民年金(基礎年金) | 20歳以上の全国民 |
2階 | 厚生年金 | 会社員・公務員 |
3階 | 企業年金や個人年金 | 会社の制度や自分で加入するもの |
【1階】国民年金(基礎年金)
- すべての人が対象(20歳〜60歳まで)
- 自営業やフリーランスもこれに加入
- 受け取りは65歳から
- 2025年度の満額は月約6.7万円(年約80万円)
【2階】厚生年金
- 会社員や公務員が対象
- 給与に比例して保険料が決まり、会社と折半
- 国民年金に上乗せされて支給
- 平均受給額は月約14〜15万円程度
【3階】企業年金・個人年金
- 任意加入(強制ではない)
- 会社の制度(企業年金)や、自分で積立する(個人年金・iDeCoなど)
- 公的年金だけでは不十分と感じる人が自分で準備するもの
なぜ年金が必要なの?
昔に比べて、現代は「長生きの時代」。
今の日本では、女性の平均寿命は87歳、男性は81歳ほど。つまり、60代で仕事をリタイアしたあと、20年以上生きていくお金が必要です。
そして、年金は“長生きリスク”をカバーするための仕組みです。
- 預貯金だけではいつか底をつく
- 投資にも値下がりリスクがある
- でも、年金は生きている限り“毎月支給”される
だからこそ、「老後のお金の柱」として年金はとても重要なのです。
公的年金だけで足りるの?
残念ながら、公的年金だけでは老後資金は足りない可能性が高いといわれています。
例えば…
- 夫婦2人の生活費:月25万円〜30万円程度
- 公的年金の合計:月20万円前後
この差額を埋めるために、次のような「上乗せ年金制度」が注目されています。
老後に備える! 3つの年金・資産形成の選択肢
① iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 自分で積み立て・運用する年金
- 60歳以降に受け取り可能
- 掛金は全額所得控除で節税効果あり
- 投資信託などで運用できる
② 企業型DC(確定拠出年金)
- 会社が導入している場合に加入できる
- 掛金は会社が出すが、自分で運用方法を選ぶ
- 転職時には個人型(iDeCo)へ移行可能
③ 個人年金保険・つみたてNISA
- 保険会社の商品や投資信託を使って老後資金を準備
- 公的制度ではないが、将来の受け取り資金として活用できる
どのように備えるべき?
将来のために備えるコツは、以下の3ステップです。
- まずは公的年金の内容を知る
- 自分の老後生活にいくら必要か試算する
- 不足分を補う手段を選ぶ(iDeCo、つみたてNISAなど)
大切なのは、今から「少しずつ、ムリなく」始めること。
年金は「将来の生活の土台」。
それを補う「自分年金」をコツコツ積み上げるのが、老後不安を小さくする第一歩です。
まとめ
- 年金とは、老後や障害、死亡時の生活を守る“定期的なお金”
- 日本の年金制度は「国民年金+厚生年金+自分で備える仕組み」の3階建て
- 公的年金だけでは不十分な可能性もあるため、iDeCoやNISAなどで自分年金を準備することが大切
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ABOUT ME
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。高配当個別株投資などを経て、現在は自身が考案した『3本柱投資』を実践中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。
