今さら人に聞けない投資用語!『配当金』ってなに?

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はじめに
株式投資の話になると、よく耳にする「配当金」という言葉。なんとなく「お金がもらえるらしい」と思っていても、どういう仕組みで、いくらもらえるのか、税金はどうなるのか、などはあいまいなままの人も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな「配当金」について、初心者にもわかりやすく基本から解説していきます。
配当金とは「株主への利益のおすそわけ」
配当金とは、企業が得た利益の一部を、株を持っている投資家に分配するお金のことです。つまり「会社が儲かったので、株主のあなたにも還元しますよ」という仕組み。
会社は利益が出たら、そのすべてを設備投資や内部留保に回すのではなく、一部を配当金として株主に支払うことがあります。
配当金の種類は2つある
配当金には主に次の2種類があります。
- 普通配当:通常の利益から支払われる配当金。最も一般的な形です。
- 特別配当:一時的な売却益や、想定以上の利益などから支払われる臨時的な配当。
どちらも株主にとっては嬉しいお金ですが、継続的に受け取れるのは普通配当です。
いくらもらえる?配当利回りの考え方
配当金は「株1株あたり◯円」と決まっていて、たとえば100株保有していて、1株あたり50円の配当が出れば、50円 × 100株 = 5,000円の配当金になります。
投資額に対してどのくらいの配当があるかは「配当利回り」で表されます。
たとえば、株価1,000円で配当が50円なら、
- 50 ÷ 1,000 = 5%の配当利回り
これは「100万円分買ったら、年間で5万円の配当がある」というイメージです。
配当金にも税金がかかる
配当金はそのまま全額もらえるわけではなく、20.315%の税金(所得税+住民税)が源泉徴収されます。
たとえば配当金5,000円なら、約1,000円は税金として差し引かれ、実際の手取りは約4,000円程度になります。
なお、NISA口座で受け取る配当金は非課税です。
配当金と分配金の違いとは?
配当金とよく似た用語に「分配金」がありますが、意味も仕組みも異なります。
用語 | 対象 | 中身 | 税金 | 主な商品 |
---|---|---|---|---|
配当金 | 株式 | 企業の利益 | あり(課税) | 株式・ETFなど |
分配金 | 投資信託 | 運用益 or 元本 | あり(普通分配)/なし(特別分配) | 投資信託 |
特に注意したいのは、分配金には「特別分配金(元本の払い戻し)」が含まれることがあるという点です。
これを「利益が出た」と勘違いしないようにしましょう。

また、ETFの「分配金」は株式の配当が原資なので、実質的には「配当金」と同じ仕組みですが、投資信託の分配金とは分けて考える必要があります。
配当金はいつもらえるの?
配当金の支払いは、企業によって年1回・2回(中間+期末)・4回などさまざまです。日本企業では「年1〜2回」が主流、アメリカ株では「年4回(四半期ごと)」が一般的です。
受け取るためには「権利確定日」に株を保有している必要があります。その日を過ぎてから買っても、配当はもらえません。
配当金の再投資も大事な戦略
配当金を「もらって使う」のもよいですが、「再投資する」ことで、資産をより早く増やすこともできます。これは複利の力を活かす方法で、特に若い投資家にとっては非常に効果的な戦略です。
まとめ
- 配当金は企業の利益から株主に還元されるお金
- 分配金は投資信託の運用収益(または元本)から支払われる
- 税金や再投資の影響を理解しておくことが重要
- NISAの活用で配当金を非課税にすることも可能
「配当金」は、投資のリターンを“実感”できる嬉しい仕組みです。
上手に活用して、自分の資産を育てていきましょう。