今さら人に聞けない投資用語!『資産運用』ってなに?

はじめに
「資産運用って、なんとなくは聞いたことあるけど、説明してって言われると難しい…」
そんなふうに感じている人も多いのではないでしょうか。
最近では「資産運用しないと将来が不安」「老後2,000万円問題に備えよう」といった言葉がニュースやSNSでも飛び交っていますが、そもそも資産運用って具体的に何をすることなのか、きちんと説明できる人は意外と少ないものです。
この記事では、今さら人には聞きにくい『資産運用』の基本を、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
資産運用とは?簡単に言えば「お金に働いてもらうこと」
資産運用とは、今持っているお金(資産)を使って、将来のためにお金を増やす行動のことです。
預金だけでなく、株式や投資信託、不動産、債券などを活用して、お金に働いてもらうこと=資産運用と考えてOKです。
たとえば:
- 銀行に預けて利息を得る → 資産運用
- 株を買って配当金や売却益を得る → 資産運用
- 投資信託を積み立てていく → 資産運用
ただ「貯金する」だけではお金は増えません。インフレ(物価の上昇)により実質的な価値は減ってしまうこともあります。
だからこそ、お金に少しでも働いてもらう=資産運用が重要になるのです。
資産運用の代表的な方法3つ
資産運用といっても、さまざまな手法があります。
ここでは、初心者にもなじみのある代表的な方法を3つ紹介します。
① 株式投資
企業の株を購入して、配当金や値上がり益を狙う方法です。
リターンが大きいぶん、価格変動(リスク)もあります。
例:トヨタの株を買って、株価が上がったら売る or 毎年の配当金を受け取る
② 投資信託・インデックスファンド
複数の株や債券などをプロがまとめて運用してくれる金融商品。
少額から分散投資ができるため、初心者に人気です。
例:毎月5,000円ずつ「S&P500」に連動する投資信託を積み立てる
③ iDeCoやNISAなどの税制優遇制度
資産運用をしながら、税金が優遇される制度。
節税しながら資産を育てられるため、使わないと損なレベル。
例:つみたてNISAで毎月インデックスファンドを積立、利益は非課税
なぜ今、資産運用が必要なのか?
昔は「定期預金で年利5%」という時代もありましたが、現在の金利は大手銀行で年0.2%前後です。たとえば、100万円を1年間預けても、利息は約2,000円程度にとどまります。
一方で、物価は少しずつ上がっていきます。
たとえば、ハンバーガーが100円から150円になれば、預金だけではその差を埋められません。
また、年金制度の不安や、長寿化による「老後資金の長期化」も背景にあります。
だからこそ、将来のために今から“お金に働いてもらう”ことが求められているのです。

資産運用にリスクはあるけど「ゼロから学べば大丈夫」
資産運用にはリスク(価格が下がる可能性)もあります。
でも、「貯金だけならノーリスク」と思っている人も要注意。“インフレリスク”に対しては無防備なのです。
リスクを抑える方法としては:
- 毎月コツコツ積み立てる「ドルコスト平均法」
- 幅広く分散投資する
- 長期的に運用して一時的な下落に動じない
などがあります。
知識をつけて、仕組みを理解すれば、怖くありません。
むしろ、何もしないことの方がリスクになる時代です。
おわりに:資産運用は「お金に働いてもらう力」を育てること
資産運用は、特別な人だけのものではありません。
会社員でも主婦でも、年齢に関係なく、誰でも「お金の働き方改革」を始められる時代です。
難しそうに見えても、一歩踏み出せば案外シンプル。
たとえば、つみたてNISAやインデックスファンドから始めるのも立派な資産運用です。
「自分の資産を守り、育てる力」を少しずつ育てていきましょう。
今さらなんてことはありません。今日が、あなたの“資産運用デビューの日”になるかもしれません。