今さら人に聞けない投資用語!『約定』ってなに?
はじめに
投資を始めてしばらくすると、
取引履歴や通知画面で目にするようになる言葉があります。
それが「約定」です。
注文は出した。
そのあとに表示される
「約定しました」という文字。
ここで意外と多いのが、
「これって、やくてい……?」
と一瞬立ち止まってしまうケースです。
読み方も意味も、
なんとなく分かるようで、
実はあいまいなまま通り過ぎてしまいやすい言葉。
今回は、この約定(やくじょう)という用語を、
読み方も含めて、落ち着いて整理していきます。
約定とは?
約定とは、
売りたい人と買いたい人の条件が一致し、取引が正式に成立した状態のことです。
もう少し噛み砕くと、
「注文が出ただけの状態」から一歩進んで、
売買が確定した瞬間を指します。
注文と約定は、別の段階
投資では、
「注文した=もう終わり」
ではありません。
注文とは、
「この条件で買いたい」「この条件で売りたい」という
意思表示の段階です。
約定とは、
その意思が誰かと噛み合い、
実際の取引として成立した結果です。
たとえるなら、
注文はレストランで料理を頼むこと。
約定は、その料理が運ばれてきた状態です。
注文したからといって、
必ずすぐに約定するとは限らない。
この違いを理解しておくと、取引画面を見たときに慌てにくくなります。
約定の具体例で考えてみる
たとえば、
あなたが「この株を1,000円で買いたい」と指値注文を出したとします。
この時点では、まだ約定ではありません。
市場に「1,000円で売ってもいい」という人が現れて、
条件が一致した瞬間に、はじめて取引が成立します。
そのとき表示されるのが、
「1,000円で約定しました」という表示です。
成行注文と約定の関係
成行注文は、
価格を指定せず、
「今の価格でいいから取引したい」とお願いする注文です。
そのため、
売りたい人と買いたい人がいれば、
比較的すぐに約定しやすい、という特徴があります。
ただし、
「すぐ約定する=思っていた価格で約定する」
とは限りません。
約定はあくまで、
その瞬間に市場で成立した条件で決まります。
指値注文と約定の関係
指値注文では、
価格をあらかじめ決めている分、
条件が合わなければ約定しません。
「この価格なら納得できる」という考えを守れる一方で、
約定しないまま終わる可能性もあります。
ここでも大切なのは、
約定は「結果」であって、
注文そのものとは別物だという点です。
「約定」はなぜ「やくじょう」と読むのか
ここで、読み方についても整理しておきましょう。
約定は、やくていではなく、
やくじょうと読みます。
つい「確定」「設定」などの言葉に引っ張られて
「てい」と読みたくなりますが、
約定だけは少し読み方が違います。
覚え方としては、
「約束が、ちゃんと決まった状態」
と意味ごと覚えるのがおすすめです。
「約(約束)」が
「定(決まる)」。
読み方を忘れにくくするコツ
読み方を覚えるコツとしては、
「感情(かんじょう)」のじょうと結びつけるのがおすすめです。
注文している間は、
少しドキドキしたり、そわそわしたりします。
そして、約定した瞬間に
「成立した」とホッとする。
感情が動く瞬間が、約定(やくじょう)。
こうイメージすると、読み方も意味も一緒に定着しやすくなります。
約定は、投資が“現実になる瞬間”
注文は、考えや意思の段階です。
約定は、それが現実の取引として形になった瞬間です。
だからこそ、
取引画面では
「注文中」「未約定」「約定済み」
といった区別が、とても大切にされています。
まとめ
約定とは、
売りたい人と買いたい人の条件が一致し、
取引が正式に成立した状態のことです。
読み方は、やくじょう。
「約束が決まった」と意味ごと覚えると、忘れにくくなります。
注文と約定は、同じではありません。
注文は意思表示、
約定は結果です。
この違いが分かるだけで、
投資画面を見たときの不安は、確実に減っていきます。


