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【2025年7月】SBI欧州高配当ファンド月次レポート 欧州高配当株が絶好調!3か月で+12.9%、配当も好調維持中

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はじめに

2025年7月の「SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)」の月次レポートによると、欧州の高配当株は好調を維持しています。

特に、3か月で+12.97%の上昇という力強いパフォーマンスに加え、6月の分配金155円も好調を維持しており、投資家にとって安心感のある内容となりました。

今月の記事では、2025年7月時点のパフォーマンス、組入銘柄の動き、市場環境、他ファンドとの比較などを交えて、「欧州高配当ファンドは今後も魅力的なのか?」という問いに丁寧に答えていきます

ファンドの概要(2025年7月末時点)

指標内容
基準価額11,368円(前月比 +331円)
純資産総額186.32億円
年間収益率(設定来)+22.22%
直近1か月騰落率+3.00%
直近3か月騰落率+12.97%
直近の分配金160円(2025年6月決算時)

この数字からわかるとおり、価格上昇と分配金支払いの両面で安定した成果を挙げているファンドです。

上昇の背景:欧州市場の堅調さと高配当銘柄の底堅さ

欧州株式市場(STOXX Europe 600)は、2025年7月に+0.9%の上昇を記録しましたが、当ファンドはそれを大きく上回る+3.0%の上昇を見せました。

背景となった要因

  • サバデル銀行やBATなどの好決算銘柄が貢献
  • 欧州中央銀行(ECB)の金融政策が安定してきたこと
  • 物価と金利が落ち着きつつあることで、インカム資産に資金が戻り始めた

下旬には一時的に米国の対EU関税強化発言で警戒感が広がったものの、FTSE100やDAX指数は最高値を更新しており、欧州市場全体の強さが浮き彫りとなっています

組入銘柄とセクターの特徴

上位組入銘柄

銘柄名業種配当利回り(参考)
INGグループオランダ銀行約5.6%
ENGIEフランス公益事業約7.5%
Intesa Sanpaoloイタリア銀行約6.4%
Sabadell銀行スペイン銀行約6.3%
Orangeフランス通信約5.6%
British American Tobacco(BAT)英国たばこ約5.9%

セクター構成(上位)

  • 銀行:30.11%
  • 資本財:13.91%
  • 通信:8.37%
  • 公益事業:6.79%
  • 医薬・ライフサイエンス:6.28%

国別構成(上位)

  • フランス:19.45%
  • ドイツ:15.86%
  • イギリス:13.49%
  • スペイン:10.25%
  • イタリア:6.44%

銘柄・業種・地域ともにバランスが良く、偏りのない構成が強み

運用会社コメントと今後の見通し

懸念されているリスク

  • トランプ政権による通商政策の硬直化(関税攻勢の再来)
  • 米国経済の減速と欧州の景気横ばい
  • 中国との経済連携の不透明感

今後の方針

  • 高配当インカム戦略を堅持しつつ、成長余地のある銘柄(例:GRANOLAS)への投資も継続
  • 景気後退リスクに備えたディフェンシブセクターへの分散
  • 通貨リスクを含めたボラティリティ管理を重視

安定した高配当を維持しようという方針がハッキリしているのが、ファンド保有者としては安心できます。

他地域ファンドとの比較(米国・日本)

欧州ファンドは堅調な一方で、米国・日本の高配当ファンドは以下のような特徴があります:

ファンド直近3か月騰落率備考
SBI・米国高配当株式ファンド(SCHD連動)約+4.5%金利懸念で上値重い
SBI・日本高配当株式ファンド約+2.8%日経平均は堅調も、配当株はやや劣後
SBI・欧州高配当株式ファンド+12.97%株価と配当の両面で堅調

現時点では、欧州が「高配当+値上がり益」を両立できている数少ない地域といえます

為替の影響と分配金の安定性

このファンドは円建てで買えるものの、実際の投資先はユーロやポンド建ての欧州株です。
つまり、為替変動の影響(円高・円安)は確実に受けます

ただし、

  • 高配当企業を厳選している
  • 国や業種が分散されている
  • 運用側がキャッシュフローを配当重視で管理している

といった理由から、為替による分配の変動は思ったより少ない傾向があります。

初心者へのアドバイス

  • 為替が気になっても、年4回の分配金でリズムよく利益が実感できる
  • 一時的な基準価額の下落は「買い場」と割り切るのも一手

まとめ|欧州高配当ファンドは今後も注目に値するか?

  • 3か月で+12.9%のパフォーマンスという実績は、現在の高配当ファンドの中でも突出
  • 分配金も6月に160円を安定支給
  • 欧州全体の景気不透明感はあるものの、金融・公益・生活関連の高配当企業が中心で安定性あり

→ 為替や地政学リスクを織り込みつつ、中長期で安定的に配当を得たい投資家には有力な選択肢です。

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2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。高配当個別株投資などを経て、現在は自身が考案した『3本柱投資』を実践中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。 PVアクセスランキング にほんブログ村
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