SCHDと相性抜群!日本高配当の本命『東証REIT指数連動型上場投信(1343)』とは?

はじめに
高配当株投資に興味を持ち始めた方の中には、アメリカの優良ETF「SCHD」をチェック済みの方も多いかもしれません。SCHDへ間接的に投資できるSBI SCHDや楽天SCHDも人気の高配当銘柄です。
でも、インカム(配当)を円建てでも得たい!と思ったとき、どうすればいいのか──
そんなあなたにおすすめなのが、東証REIT指数連動型上場投信(証券コード:1343)です。
この記事では、「なぜ1343なのか?」「J-REITではなく、J-REIT ETFとしての魅力はどこにあるのか?」をわかりやすく解説していきます。
なぜ今「東証REIT指数連動型上場投信」なのか?
◆ 安定した分配と高いインカム利回り
東証REIT指数連動型上場投信(1343)は、東証REIT指数に連動するETFで、2024年時点での分配利回りは約3.5~4.0%と、株式ETFに比べても高水準。しかも、日本円で得られるため、為替リスクを受けずにインカムゲインを確保できます。
1343の概要と仕組み
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | 東証REIT指数連動型上場投信 |
証券コード | 1343 |
運用会社 | 日興アセットマネジメント |
上場市場 | 東京証券取引所(東証) |
対象指数 | 東証REIT指数 |
分配金支払頻度 | 年4回(3・6・9・12月) |
信託報酬 | 年率0.155%(税込)前後 |
資産残高 | 約4,000億円(2025年時点) |
1343は、J-REIT全体の時価総額に比例して投資するインデックス型ETFです。組入れ銘柄はオフィス、住宅、商業施設などに分散され、日本の不動産市場全体に広く投資できます。
J-REITとJ-REIT ETF(1343)の違いとは?
比較項目 | J-REIT個別銘柄 | J-REIT ETF(1343) |
---|---|---|
分散投資 | 低い(個別物件依存) | 高い(数十銘柄に分散) |
管理の手間 | 高い | 低い(放置OK) |
購入単位 | 数万円~数十万円 | 数千円からOK |
売買コスト | 銘柄によって異なる | 信託報酬0.155%程度 |
値動き | 個別事情で大きく上下 | インデックスに連動し安定 |
SCHDと組み合わせるメリット
① 為替リスクの分散
SCHDは米ドル建てなので、円安で得をする反面、円高ではインカムが目減りします。
1343は日本円建てなので、「ドルと円」2つの通貨でインカムを受け取れる体制を構築できます。
② 投資対象の補完性
SCHDは米国の大型優良企業の株式が中心。
一方、1343は日本国内の不動産セクターが中心。
セクターも国も分散できる組み合わせになっています。
③ 分配時期のずれ
SCHDも年4回(3・6・9・12月)、1343も同じく年4回。
このスケジュールがほぼ同じタイミングで配当が入るため、生活費や再投資の計画も立てやすくなります。

注意点とリスクも確認
- 不動産市況に依存:REITは金利上昇や景気悪化に弱い傾向があります。
- 元本保証なし:当然ながら、ETFなので元本保証はありません。
- 成長性はやや控えめ:キャピタルゲイン(値上がり益)は大きく期待しにくいです。
まとめ:J-REIT ETF(1343)は、高配当ポートフォリオの日本代表!
J-REIT個別ではなくETFを選ぶことで、
- 為替リスクを減らせる
- 分散が効く
- 売買しやすい
というメリットを享受できます。
とくに、アメリカ高配当ETF「SCHD」と組み合わせた2本柱のインカム戦略は、
「キャピタルはオルカン、インカムはSCHDと1343」という三本柱投資の中でも、堅実かつ再現性の高いアプローチになります。
