【2025年12月】SBI欧州高配当株式ファンド月次レポート│欧州株が堅調だった12月、静かに役割を果たした高配当株ファンド
はじめに
2025年12月の欧州株式市場は、年末にかけて落ち着いた上昇基調となりました。
大きなサプライズが続いたわけではありませんが、市場心理は徐々に改善し、主要株価指数も堅調に推移しています。
SBI欧州高配当株式ファンドの12月月次レポートも、こうした環境を映すように、
「派手さはないが、結果は残した」内容でした。
本記事では、12月の欧州株市場がなぜ堅調だったのかを簡単に振り返りつつ、
数字を確認しながら、このファンドがどのような役割を果たしたのかを整理していきます。
12月の欧州株式市場は、なぜ堅調だったのか
12月の欧州株式市場では、
STOXX Europe 600指数が前月比で約+2.7%と上昇しました。
年末にかけて、複数の主要国指数が史上最高値を更新する場面も見られています。
背景には、
米国での利下げ実施や、ECBが政策金利を据え置いたことなど、
金融政策を巡る不透明感が一時的に後退した点があります。
欧州経済そのものに強い成長期待が生まれたというより、
「想定より悪くなかった」という安心感が、市場を下支えした形です。
欧州株が上昇する中で、高配当株はどう動いたか
市場全体が堅調に推移する一方で、
欧州高配当株は急騰する存在ではありませんでした。
ただし、下落局面で大きく崩れることもなく、
相場の安定に寄与する動きが続いています。
セクター構成を見ると、
金融セクターが約26%と最も高い比率を占めています。
銀行株を中心に、欧州らしい高配当セクターがポートフォリオの軸となっています。
次いで資本財、エネルギー、医薬品、公益事業などが続き、
景気敏感すぎず、かといって完全なディフェンシブでもない、
バランスの取れた構成が維持されています。
SBI欧州高配当株式ファンドの12月の数字
12月末時点の基準価額は12,811円となり、
前月末比で+287円と上昇しました。
当月は分配金を支払っていることを考慮すると、
値動きとしては比較的しっかりした月だったと言えます。
また、純資産総額も前月から増加しており、
ファンドへの資金流入が続いていることが確認できます。
派手な判断はなく、穏やかな調整が中心
12月の運用を見ても、
相場観を大きく変えるような判断は見られませんでした。
短期的な値動きを狙う動きよりも、
高配当を軸としたポートフォリオを維持する姿勢が続いています。
一方で、
不動産セクターの比率を引き下げ、
スイス・スペイン・イタリアの国別比率を引き上げるなど、
細かな調整は行われています。
数字から見える「静かに役割を果たした12月」
12月は、
指数が約+2.7%、ファンドの基準価額もプラスとなり、
市場環境と歩調を合わせた結果が出ました。
ただし、
市場を大きく上回るようなアウトパフォームや、
目立ったテーマ性があったわけではありません。
それでも、分配を行いながら基準価額を維持し、
資金流入も続いている点は、
欧州高配当株ファンドとしての役割をきちんと果たした月
と評価できます。
欧州高配当株ファンドの立ち位置を再確認する
今回の12月月次を通して見えてくるのは、
欧州高配当株ファンドが
「成長を引っ張る存在」ではなく、
「ポートフォリオ全体を支える存在」であるという点です。
米国株の成長性や、日本株のテーマ性と比べると、
欧州高配当株は値動きが穏やかです。
おわりに
2025年12月のSBI欧州高配当株式ファンド月次レポートは、
欧州株市場が堅調だった背景の中で、
高配当株が静かに役割を果たした1か月でした。
基準価額の上昇や指数の動きといった数字を確認すると、
派手さはないものの、
「持ち続ける理由」を再確認できる内容だったと言えます。
欧州高配当株ファンドは、
12月もまた、目立たないながらも、
ポートフォリオの中で必要な役割を担っていました。


