【初心者向け】個別株なしでOK!手軽に始める高配当投資2本柱とは?

はじめに
高配当株投資と聞くと、個別株を選び、情報収集して、銘柄ごとに配当を確認して…と手間がかかる印象を持つ方も多いかもしれません。
ですが、今は投資信託やETFを活用することで、手軽に安定した配当収入を得ることが可能です。
この記事では、私自身も実践している
「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」と「J-REIT ETF(例:1343 NFJ-REIT)」の2本だけで完成する、高配当ポートフォリオをご紹介します。
- 配当を安定して受け取りたい
- 管理の手間はできるだけ省きたい
- 為替や景気のリスクを抑えながら運用したい
そんな方におすすめのシンプル戦略です。
米国の配当成長株にまとめて投資!「S・米国高配当株式100」
「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」は、
米国高配当ETFの代表格であるSCHD(シュワブ米国配当株式ETF)に投資する投資信託です。
このファンドは「S・米国高配当株式100」という愛称で親しまれています。
このファンドの魅力
- 年4回の分配金が受け取れる(3月、6月、9月、12月)
- 増配傾向のある財務健全な米国企業100社に厳選投資
- 配当だけでなく中長期での株価成長も期待できる
- NISA成長投資枠にも対応し、少額から購入可能
SCHDは、過去にS&P500と同等のトータルリターンを出した実績もあり、
「高配当=低成長」というイメージを覆す攻守バランス型のファンドです。
国内の安定インカム資産!「J-REIT ETF」
日本の不動産に分散投資できるJ-REIT(不動産投資信託)は、
配当利回りが高く、インフレにも強い資産として人気です。
たとえば、1343 NFJ-REIT(東証REIT指数連動型ETF)などを利用すれば、
数十のREIT銘柄にまとめて投資でき、分配金も年4回前後受け取れます。
J-REIT ETFの魅力
- 3.5〜4.5%前後の高利回りが期待できる
- オフィス・住宅・物流・商業施設など幅広い不動産に分散投資
- 円建て資産のため、為替の影響を受けない
- 東証に上場しており、日本株と同様の感覚で売買が可能
不動産市況に多少左右される面はありますが、
毎月の家賃収入をもとに分配金を出す設計なので、景気変動の影響を受けにくい側面もあります。

組み合わせのメリット:バランスの良さが光る!
S・米国高配当株式ファンドとJ-REIT ETFを組み合わせることで、
手間をかけずに高配当・分散・安定性を実現することができます。
それぞれの特性がうまく補完し合い、以下のようなメリットが生まれます。
1. 【通貨分散】為替リスクとインフレに同時対応
S・米国高配当株式ファンドは米ドル建て、J-REIT ETFは円建てという性質を持つため、
保有するだけで「ドル資産」と「円資産」の両方を持つことができます。
- 円安になれば、米国資産の評価額が上がる
- 日本の物価が上がれば、REITの賃料収入や分配金が上がる可能性もある
このように、為替やインフレなど異なる経済リスクへの対応力が高まります。
2. 【セクター分散】株と不動産で景気サイクルを乗り切る
米国株ファンドはヘルスケアや生活必需品といった株式中心のセクターに分散投資。
一方、J-REITは実物資産である不動産セクターへの投資です。
これにより、
- 株式市場が不調でも、REITが安定していれば配当は得られる
- 不動産市況が下落しても、米国株の成長がカバーする
というように、異なるセクターの動きを活用して安定性を高めることができます。
3. 【インカム収益】年3〜4%の高利回りが狙える
それぞれの利回りを平均すると、組み合わせ全体で年3.8%前後の配当収入が期待できます。
この利回りは、銀行預金や債券などと比べても非常に魅力的です。
さらに、年4回の分配タイミングが互いにズレているため、
年間を通してバランスよく配当収入を得られる点も嬉しいポイントです。
4. 【手軽さ】2本のファンドで完結!管理がラク
個別株のように企業の業績を分析したり、配当方針の変更に敏感になる必要はありません。
投資信託とETFという形をとることで、ほぼ「買って保有するだけ」で運用が成立します。
定期買付を活用すれば、自動積立で配当ポートフォリオを完成させることも可能です。
5. 【柔軟性】比率を変えるだけでリスク調整ができる
この組み合わせは、資産額や投資経験に応じて比率を自由に調整できる柔軟性があります。
- 成長を取りたい → 米国高配当株式ファンドを多めに
- 安定収入を重視 → J-REIT ETFを多めに
たった2本のファンドでも、比率を変えるだけで自分に合ったリスク・リターン設計ができるのは非常に魅力的です。
ポートフォリオ例:どう組む?
具体的な例としては、以下のようなシンプルな配分が考えられます。
ファンド名 | 割合 |
---|---|
SBI・S・米国高配当株式ファンド | 70% |
J-REIT ETF(1343など) | 30% |
このように組むことで、成長性とインカム収入のバランスが取れた設計になります。
配当利回りも3.8%前後を期待でき、安定収入を得ながら、米国企業の成長も享受できる理想的な組み合わせです。
まとめ:まずは「2本柱」で始める高配当生活
「高配当株投資は難しい」と感じている方こそ、
この投資信託+ETFの組み合わせを検討してみてください。
- 年4回の配当を受け取れる
- 日本円と米ドルの通貨分散
- 株式と不動産のセクター分散
- 簡単・自動で管理できる
- 少額から始められて、調整もラク
そんな魅力を持ったS・米国高配当株式ファンドとJ-REIT ETFの2本で、
あなたも「高配当のある暮らし」を手軽に始めてみませんか?