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ロボアドバイザーを使うべきか?メリット・デメリットと投資スキルの重要性

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はじめに

「投資は難しそう…」「何を買えばいいかわからない…」
そんな人向けに、ロボアドバイザーというサービスが登場しています。

ロボアドバイザーは、投資判断をすべて自動化し、最適なポートフォリオを構築・管理してくれるサービスです。
一見すると「楽で便利なサービス」に見えますが、果たして本当に使うべきなのでしょうか?

投資の知識がなくても運用できるのはメリットか?
手数料は高すぎないか?(資産5000万円なら年間50万円)
ロボアドに頼り切ると、投資スキルが身に付かない問題は?

結論から言うと、ロボアドは「今後一切、投資の勉強をするつもりがない人」以外にはおすすめしません
なぜなら、投資の勉強をすれば、ロボアドと同じ投資を低コストで実現できるからです。

この記事では、ロボアドバイザーの概要からメリット・デメリット、コスト、そして「ロボアドに頼るべきか?」まで、筆者の考えを交えて解説します

1. ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーは、AIやアルゴリズムが投資家の資産運用を自動化するサービスです。
投資家のリスク許容度に応じて、最適なポートフォリオを構築し、リバランス(資産の再調整)まで自動で行ってくれるのが特徴です。

主なロボアドバイザーの種類

  1. 投資一任型(完全おまかせ)
     → ウェルスナビ、THEO、楽ラップ など
     → リスク診断→自動運用→定期的にリバランス
  2. アドバイス型(助言のみ)
     → SBIラップ、ON COMPASS など
     → 投資戦略の提案はするが、売買は投資家が行う

「全自動で運用できるから便利!」と思うかもしれませんが、当然ながらデメリットもあります。

2. ロボアドバイザーのメリット・デメリット

メリット

  • 投資初心者でも手間なく始められる
  • 感情に左右されずに、機械的な運用ができる
  • 分散投資が簡単にできる(米国ETFなどを活用)
  • 自動リバランス機能で資産配分を維持できる

デメリット

  • 手数料が高い(年間0.5~1.0%)
  • 投資スキルが身につかない(ロボアド任せでは何も学べない)
  • 投資判断の自由度が低い(銘柄を選べない、ポートフォリオを調整できない)
  • 結局、ロボアドがやっていることは「シンプルなETF運用」

ロボアドを使わなくても、自分でETFを買えば、ほぼ同じ投資が低コストで実現できます。
次のセクションでは、手数料のコスト面を掘り下げます。

3. ロボアドの手数料|資産5000万円なら年間43万円?

ロボアドの最大の問題点は、「手数料が高いこと」です

🔹 ロボアドの手数料(年率)

  • ウェルスナビ:1.1%(3000万円以上は0.5%)
  • THEO:最大1.1%
  • 楽ラップ:0.5~0.7%

資産500万円なら…  → 年間約5万円の手数料
資産5000万円なら…  → 年間約43万円の手数料(ウェルスナビの場合)

50万円も手数料を払っているのに、ロボアドがやっているのは「シンプルなETF運用」
これなら、自分でS&P500やオールカントリーのETFを買ったほうがはるかに安く済みます

ただし人間の投資顧問などを雇う場合、最低でも月額で数万円程度の報酬が必要になります。人を雇うよりは割安、という見方もあります。

4. ロボアドは「投資スキルが身につかない」のが最大の問題

ロボアドバイザーの最大のデメリットは、投資スキルがまったく身につかないことです

「投資の知識がないからロボアドに任せよう」という考え方は、一見合理的に見えます。
しかし、これでは将来的に投資の知識を得る機会を失うことになります

ロボアドに頼り切ると…

  • なぜその銘柄を選んだのか分からない
  • 市場の変動に対応できない(暴落時に不安になる)
  • 投資の基礎が身につかず、一生ロボアド任せになってしまう

投資の勉強をして、自分でETFや高配当株を選べるようになれば、
ロボアドと同じ投資を、はるかに低コストでできる
市場の変動に対して、自分で判断できるようになる

5. 結論|ロボアドは「今後一切、投資の勉強をするつもりがない人」以外には不要

ここまでの内容をまとめると、ロボアドを使うべきなのは 「投資の勉強をする気が一切ない人」だけです

投資の勉強をせず、完全におまかせしたい人 → ロボアドも選択肢に入る
長期的に投資スキルを身につけたい人 → 自分でETFを買ったほうが良い

筆者の考え

  • 投資の勉強はすべき
  • ETFや投資信託なら、ロボアドより低コストで同じ投資ができる
  • ロボアドの手数料を払うなら、その分を資産運用に回したほうがよい

つまり、ロボアドバイザーは「ラクに投資を始めたい初心者向け」ではあるが、長期的には学んだほうが得ということです

その一方で、どうしても資産運用を学んでいる時間がない人は選択肢に入ります。自分のライフスタイルを冷静に見極めて検討しましょう。

まとめ

ロボアドバイザーは、AIが資産運用を自動化するサービス
メリット:手間がかからない、分散投資ができる、感情に左右されない
デメリット:手数料が高い(資産5000万円なら年間約43万円)、投資スキルが身につかない
結論:「今後一切、投資の勉強をするつもりがない人」以外には不要
筆者としては投資の勉強を推奨するため、ロボアドはおすすめしない

投資は「学ぶことでリターンが大きくなる分野」です。
手数料を払っておまかせするよりも、自分で運用を学び、コストを抑えたほうが得だと筆者は考えます。

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当ブログ管理人
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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。
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