長期投資の天敵!?アクティブファンドにご用心!

はじめに
「アクティブファンドはプロが運用するから儲かるはず」と考えている人は多いかもしれません。しかし、データを見てみると、長期的にはほとんどのアクティブファンドが市場平均(インデックスファンド)に負けているのが現実です。
本記事では、アクティブファンドの問題点を「手数料」「リターン」「リスク」の観点から解説し、投資初心者が陥りがちな罠を避けるためのポイントを紹介します。
アクティブファンドとは?インデックスファンドとの違い
投資信託には、大きく分けて以下の2種類があります。
- インデックスファンド:市場平均に連動する運用を目指す(例:S&P500連動型)
- アクティブファンド:ファンドマネージャーが市場を分析し、選び抜いた銘柄で市場平均を超えるリターンを目指す
一見すると、アクティブファンドの方が優れているように思えますが、実際には「市場平均を超えるアクティブファンドはごく一部」というのが現実です。
アクティブファンドの成績の現実
金融業界の調査によると、10年以上の長期運用で市場平均を超えるアクティブファンドは全体の10〜20%程度しかありません。しかも、過去に良い成績を残したファンドが、その後も好調を維持できるとは限らないのです。
手数料の違いが生む、長期リターンの大きな差
アクティブファンドは、インデックスファンドに比べて圧倒的に手数料が高いのが特徴です。
ファンドの種類 | 信託報酬(年間) |
---|---|
インデックスファンド | 約0.1%〜0.3% |
アクティブファンド | 約1.0%〜2.0% |
この差は、一見小さく感じるかもしれません。しかし、長期間で見ると数百万円単位の違いが出る可能性があります。
手数料による資産の差
仮に1000万円を30年間運用し、年利5%で成長するとします。
- インデックスファンド(手数料0.2%):最終資産 約4,320万円
- アクティブファンド(手数料1.5%):最終資産 約3,240万円
なんと、手数料の違いだけで1000万円以上の差が生まれるのです。これが「手数料の高いアクティブファンドは長期的に不利」と言われる理由です。

短期的な高リターンに惑わされないように
アクティブファンドの広告では、「過去1年のリターン〇〇%!」といった華々しい実績が強調されがちです。しかし、これは短期の好成績を切り取っただけであり、今後も同じパフォーマンスを維持できる保証はありません。
例えば、2000年代初頭に流行したITバブル期のアクティブファンドは、一時的に大きなリターンを出しましたが、バブル崩壊後にほとんどのファンドが大幅に下落しました。短期の好成績だけで投資判断をするのは危険です。
アクティブファンドの「リスク」を正しく理解する
アクティブファンドには、以下のようなリスクがあります。
- 運用者リスク
ファンドマネージャーの判断ミスが直接パフォーマンスに影響します。 - 運用方針の変更リスク
運用方針が途中で変わる可能性があります。 - 高コストリスク
手数料が高いため、長期的には運用成績にマイナス影響を与えます。

NISAやiDeCoに含まれるアクティブファンドにも注意
NISAやiDeCoでは、多くのアクティブファンドが選択肢に含まれています。しかし、これらを選ぶ場合も手数料とリターンをしっかり比較することが大切です。
NISAでアクティブファンドを選ぶ際の注意点
- 信託報酬が1%を超えるものは要注意
- 過去10年以上の成績を確認する
- 市場平均(インデックス)と比較する
これらを踏まえると、長期投資では低コストのインデックスファンドを選ぶのが最適解となります。
まとめ:アクティブファンドは本当に必要か?
アクティブファンドには魅力的な部分もありますが、長期投資においては手数料の高さが最大のデメリットです。
アクティブファンド vs インデックスファンドの結論
比較項目 | インデックスファンド | アクティブファンド |
---|---|---|
手数料 | 低い(0.1%〜0.3%) | 高い(1.0%〜2.0%) |
リターン | 市場平均並み | 一部を除き市場平均以下 |
リスク | 低い | 高い(運用者リスクあり) |
長期的に資産を増やすなら、低コストのインデックスファンドを活用するのが最適です。「プロが選んだから安心」という考えに惑わされず、賢い選択をしましょう!
