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ヤマダNEOBANKのキャンペーン中止で学ぶ!「元本保証×高利率」のリスクと注意点

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はじめに

「元本保証で年利10%!」といった魅力的な条件を耳にしたことはありませんか?
最近では、ヤマダNEOBANKが提供予定だった積立預金キャンペーンの中止が話題となり、「元本保証」と「高利率」が両立する投資商品について議論が注目されています。

この記事では、ヤマダNEOBANKの事例をもとに、元本保証で高利率を謳うビジネスモデルが成立しにくい理由や、詐欺の手口として利用される危険性について解説します投資初心者を狙ったリスクを回避するためのポイントもあわせてご紹介します

なぜ「元本保証×高利率」は成立しないのか?

1. ビジネスモデルの矛盾

元本保証とは、投資元本が減るリスクを取らずに運用される仕組みを指します。一方で高利率を実現するには、リスクのある資産運用を行い、利益を上げる必要があります。

  • リスクとリターンのトレードオフ
    投資の基本原則として、高いリターンを得るためにはそれ相応のリスクを取る必要があります。リスクを取らずに高い利率を保証するのは、現実的に困難です。
  • 運用コストの負担
    元本保証を維持しつつ高利率を提供するには、運用者が多額のコストを負担する必要があります。そのため、持続可能なビジネスモデルとして成立しにくいのです。

2. ヤマダNEOBANKの事例

ヤマダNEOBANKは、積立預金に対して年利10%相当のヤマダポイントを還元するキャンペーンを予定していました。しかし、想定を超える申し込みが殺到し、特典提供が困難になったためキャンペーンは開始前に中止となりました

  • 中止の理由
    想定外の申し込み数により、還元コストが運用モデルを圧迫したことが一因とされています。

この事例は、元本保証と高利率を組み合わせた商品設計が、現実的にいかに難しいかを示しています。


「元本保証×高利率」は詐欺の手口としても利用される

元本保証で高い利率を謳う商品は、詐欺の手口としてもよく使われます。以下のような特徴に注意してください:

1. 初期段階で高利率を約束する

詐欺では、初期段階で投資家に高額の配当や利息を支払い、信用を得る手法が多く見られます。この段階でさらに大きな金額を投資させ、最終的には運用元が消失するケースが典型的です(ポンジスキーム)。

2. 実態のない投資対象

「確実に儲かる」「リスクゼロ」などと説明される場合、裏に実態のない投資スキームが隠れている可能性があります。

3. 金融機関や監督機関の承認を偽装

詐欺案件では、「〇〇省認定」や「大手金融機関提携」といった信頼性を装う表現がよく使われます。公式な確認を怠らないことが重要です


投資家が取るべき具体的な対策

1. 高利率を謳う案件には慎重に

一般的に、年利3〜5%程度でも十分に魅力的とされます。それ以上の高利率を保証する商品には、以下の疑問を持つべきです:

  • なぜその利率を実現できるのか?
  • 元本保証をどのように維持しているのか?

2. 投資先の透明性を確認

投資先の財務状況や運用方針が透明であるか確認しましょう。不明瞭な部分がある場合は避けるべきです

3. 信頼できる情報源を利用

詐欺案件の特徴は、広告やSNSで派手に宣伝されることです。公式の金融機関や公的機関の情報を確認する習慣を持ちましょう。


まとめ

「元本保証で高利率」という条件は一見魅力的ですが、投資の基本原則に反しており、ビジネスモデルとして成立しにくいものです。また、このような条件は詐欺の手口として悪用されることも少なくありません。

ヤマダNEOBANKのキャンペーン中止の事例は、投資家にとって良い教訓と言えます。魅力的な条件を鵜呑みにせず、必ずリスクや仕組みを確認し、慎重に判断することが大切です。

あなたの大切な資産を守るためにも、投資を始める前に十分な情報収集を行い、正しい選択を心がけましょう!

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当ブログ管理人
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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。
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