今さら人に聞けない投資用語!『テクニカル分析』ってなに?

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はじめに
株式投資やFXを調べていると必ず出てくる言葉のひとつが「テクニカル分析」です。証券会社の画面や投資系YouTubeでは、「移動平均線」「RSI」「MACD」といった専門用語とセットでよく登場します。
でも投資初心者にとっては、「テクニカル分析ってそもそも何?」「ファンダメンタルズ分析とどう違うの?」と疑問に思うところかもしれません。
この記事では、テクニカル分析の基本概念や代表的な指標、初心者がどう活用すべきかを分かりやすく解説します。
テクニカル分析とは?
テクニカル分析とは、過去の株価や出来高などのデータをもとに、将来の値動きを予測しようとする分析方法です。
チャートや統計を使い、需給や投資家心理の傾向を読み取ることで、「今は上昇傾向にあるのか」「買われすぎか売られすぎか」などを判断します。
ファンダメンタルズ分析との違い
- ファンダメンタルズ分析:企業の業績や財務内容、経済状況をもとに株価の妥当性を考える方法。
- テクニカル分析:株価や出来高といった「市場データ」をもとに、売買タイミングを判断する方法。
ファンダメンタルズが「企業の価値そのもの」を重視するのに対し、テクニカルは「市場参加者の動き」に着目します。
主なテクニカル分析の手法
1. トレンド系指標
相場が上昇トレンドか下降トレンドかを判断するための指標。
- 移動平均線(MA):一定期間の株価の平均値を線で結んだもの。株価が平均線の上にあれば上昇基調、下にあれば下降基調とされる。
- MACD:2種類の移動平均線の差を利用し、売買シグナルを探る指標。
2. オシレーター系指標
「買われすぎ」「売られすぎ」を判断するための指標。
- RSI(相対力指数):0~100で表され、70以上は買われすぎ、30以下は売られすぎの目安。
- ストキャスティクス:一定期間の株価レンジの中で、現在の価格がどの位置にあるかを示す。
3. チャートパターン分析
ローソク足やチャートの形から、相場の転換点を探る方法。
- ダブルボトム:株価が2回同じ水準で下げ止まるパターン。反発のサインとされる。
- ヘッド・アンド・ショルダー(天井型):3つの山を形成し、真ん中の山が一番高い。下落トレンドの始まりとされる。
初心者のうちはこういう概念があるという認識で十分です。すべて覚える必要はありません。
テクニカル分析のメリット
- 数値やグラフを活用するため、感覚に頼らず判断できる。
- 売買のタイミングを計る際の参考になりやすい。
- ファンダメンタルズと組み合わせることで、より精度の高い投資判断につながる。
テクニカル分析の注意点
- 万能ではない:突発的な事件や景気変動は予測できない。
- 期間設定によって結果が変わる:短期・中期・長期のどの期間を使うかで見え方が異なる。
- 初心者は複雑な指標に深入りしない:たくさんの指標を組み合わせすぎると、逆に判断がブレてしまう。
まとめ
テクニカル分析とは、過去の株価や出来高データから将来の値動きを探る方法です。
- トレンド系:移動平均線やMACD
- オシレーター系:RSIやストキャスティクス
- チャートパターン:ダブルボトム、ヘッド・アンド・ショルダー
ファンダメンタルズ分析が「企業の中身」を見るのに対し、テクニカルは「投資家の行動や市場の動き」に注目します。
初心者にとっては、難解なテクニカル指標を使いこなす必要はありません。シンプルに「株価の流れを把握する補助ツール」として活用し、長期投資では本質的な企業価値の理解と組み合わせて使うのがベストです。
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