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ゴリラ先生のやさしい投資教室│第23回 「eMAXIS Slim以外に乗り換えるべき?」オルカン・S&P500の投資信託選び方

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スーツとメガネがトレードマークの、頼れるお金のナビゲーター。
知識は豊富だけど説明はやさしく、質問には真剣に向き合ってくれる。
今日もハルトとミナミの“なぜ?”に、穏やかに答えてくれる先生。

ゴリラ先生
ゴリラ先生

YouTubeで見たFIRE動画に憧れて、投資に興味を持った13歳。
テンバガーや仮想通貨にすぐ飛びつく、元気でちょっとビビりなタイプ。
まだ投資は未経験で、ミナミやゴリラ先生に教わりながら勉強中。

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

SNSで投資を知り、「お金の勉強って大事かも」と思い始めた13歳。
慎重派で、定期預金や貯蓄型保険に安心感を覚えるタイプ。
ハルトの勢いに振り回されつつも、一緒に少しずつ学んでいる。

亀山ミナミ
亀山ミナミ

迷う二人

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

ミナミ、最近さ、オルカンとかS&P500で新しい投信よく見るじゃん?ボク、eMAXIS Slimから乗り換えようかなってちょっと思ってるんだよね。

亀山ミナミ
亀山ミナミ

わたしもSNSで“新規設定でさらに低コスト!”みたいな投稿を見ました。ゴリラ先生、乗り換えってアリでしょうか?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

いいご質問ですね。結論から申し上げますと、同じ指数に連動するインデックスファンドなら、成績はほぼ同じと考えて差し支えありません。まずはここを土台にしましょう。

インデックス投資のキホン:同じ地図なら到着時刻も似る

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

“ほぼ同じ”って、どのくらい同じなの?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

イメージとしては、同じ地図(指数)を見て同じ道(構成銘柄)を歩くので、到着時刻(成績)はだいたい一緒になります。細かな違いは“靴の重さ=信託報酬”や“歩幅のブレ=トラッキングエラー”程度です。

亀山ミナミ
亀山ミナミ

ということは、『どの指数に連動するか』のほうが、『どの運用会社か』よりも大事ということですね?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

おっしゃるとおりです。同じS&P500同士、同じオールカントリー同士なら、差が出る主因はコストやファンドの運営規模に収れんします。

じゃあ何で選ぶ?決め手は「信託報酬」と「純資産総額」

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

じゃあ乗り換えるかどうかは、何を見れば決められるの?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

①信託報酬の低さ②純資産総額の大きさ、この2点が決め手です。

亀山ミナミ
亀山ミナミ

理由を教えてもらえますか?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

①は長期で効いてくる“砂糖のようなコスト”です。少しでも軽い靴=低コストのほうが、長距離を歩くほど差が広がります
②は“体力”に相当します。純資産が大きいほど資金の出入りに耐えやすく、ファンドの継続性が高まりやすいのです。

早期償還リスクってあるの?(NISA枠の商品でもゼロではない)

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

インデックスならずっと続くんでしょ?途中で終わることってあるの?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

多くは長期運用が前提で、早期償還(繰上償還)は“まれ”です。ただしゼロではありません。実際に、NISA枠の商品でも早期償還の例がありました

亀山ミナミ
亀山ミナミ

NISA対象でも、終わる可能性はあるんですね…。

ゴリラ先生
ゴリラ先生

はい。主な背景は規模が伸びない=純資産が増えないなど、事業面の採算性です。ですから、純資産が大きく資金流入が安定しているファンドを選ぶことは、早期償還リスクを下げる意味でも理にかなっています。

eMAXIS Slimは“無難”?— 業界最安水準を目指す方針と規模の大きさ

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

じゃあ、ボクらのeMAXIS Slimを続けるのが一番ってこと?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

“無難に長く持つ”という観点では、その選択は合理的です。eMAXIS Slimシリーズは、『業界最安水準の信託報酬を目指す』方針を明確に掲げ、実際に大規模に育っているラインアップが多い。
同じ指数に連動するなら、低コスト×大規模というシンプルな基準で選ぶのが定石です。

亀山ミナミ
亀山ミナミ

“新商品でさらにお得”に見えても、長期ではeMAXIS Slimのようなコスト最適化の継続姿勢規模の安心感が効いてくる、ということですね。

ゴリラ先生
ゴリラ先生

その理解で大丈夫です。もちろん、新商品がより低コストで、かつ短期で純資産が十分に積み上がったなら検討の余地はあります。ただ、“宣伝の勢い”と“継続できる規模”は別物ですから、見極めには時間が必要ですね。

迷ったときのチェックリスト(指数が同じ前提)

亀山ミナミ
亀山ミナミ

最後に、商品を比較するときの要点を整理していただけますか?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

はい、こちらが指数が同じ前提でのチェックリストです。

同一指数インデックスファンド比較チェック表
  1. 信託報酬がより低いか(税込・実質コストまで確認)
  2. 純資産総額が十分に大きいか(成長ペースも要チェック)
  3. トラッキングエラーや乖離の管理(運用報告書で概況を確認)
  4. 売買・為替コストの扱い(ファンド内コストが実質に影響)
  5. 運用方針の一貫性(“最安水準を目指す”などの明確な方針があるか)
亀山ミナミ
亀山ミナミ

ありがとうございます。これなら冷静に比較できますね。

まとめ:結論は“指数が同じなら、基本はコストと規模。Slim継続が無難”

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

結局、ボクらは今のままeMAXIS Slimでいいってことだね?

ゴリラ先生
ゴリラ先生

まとめます。

  • 同じ指数に連動するインデックスファンドの成績は、基本的にほぼ同じ
  • だからこそ、差が出るのは“信託報酬の低さ”と“純資産の大きさ”
  • 早期償還はまれですが、NISA枠の商品でも実例はあるため、規模の安心感は重要。
  • 以上を踏まえると、業界最安水準を目指し規模も十分なeMAXIS Slimは、長期の“無難解”です。
亀山ミナミ
亀山ミナミ

納得しました。新商品に惑わされず、まずは低コストと規模の原則で判断します。

宇佐美ハルト
宇佐美ハルト

よし、ボクもしばらくはSlim継続!“靴は軽く、体力は十分”ってことだな!

ゴリラ先生
ゴリラ先生

その調子です。インデックス投資は“地図どおりに長く歩く”競技。軽い靴で、息長くいきましょう。

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ABOUT ME
当ブログ管理人
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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。高配当個別株投資などを経て、現在は自身が考案した『3本柱投資』を実践中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。 PVアクセスランキング にほんブログ村
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