今さら人に聞けない投資用語!『騰落レシオ』ってなに?
はじめに
株式市場が大きく動く日には、
「今日は全面高だ」「相場が過熱している」
といった言葉を目にすることがあります。
こうした相場の“雰囲気”を、
感覚ではなく数字で確認するための指標が
騰落レシオです。
名前だけ聞くと少し難しそうですが、
仕組みはシンプルで、
初心者でも「今の相場が落ち着いているのか、それとも熱を帯びているのか」を
冷静に見つめる助けになります。
この記事では、
騰落レシオの意味や使い方を、
できるだけやさしく整理していきます。
騰落レシオとは?
騰落レシオとは、
値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率を表した指標です。
一般的には、
過去一定期間(25日や5日など)における
- 値上がりした銘柄数
- 値下がりした銘柄数
この2つを使って計算されます。
騰落レシオの見方
騰落レシオは、
100%を基準に考えると分かりやすくなります。
- 100%前後
→ 値上がりと値下がりが拮抗している状態 - 数値が高い
→ 値上がり銘柄が多く、相場が強い - 数値が低い
→ 値下がり銘柄が多く、相場が弱い
つまり、
騰落レシオは
「指数が上がったか下がったか」ではなく、
市場全体にその動きがどれだけ広がっているかを見る指標です。
騰落レシオが高いとき、何が起きている?
騰落レシオが高い状態は、
多くの銘柄が上昇している局面です。
これは、
投資家心理が前向きになり、
市場全体に楽観的な空気が広がっていることを示します。
ただし、
数値が高い状態が続きすぎると、
相場がやや過熱している可能性も考えられます。
騰落レシオが低いときの意味
一方で、
騰落レシオが低い状態は、
値下がり銘柄が増えていることを意味します。
この局面では、
不安や警戒感が市場に広がっている可能性があります。
ただし、
長期的な視点では、
こうした場面が必ずしも「悪い時期」とは限りません。
騰落レシオは売買のサインなのか?
初心者が特に注意したいのは、
騰落レシオを売買の合図として使わないことです。
たしかに、
極端に高い、あるいは低い水準では、
その後に相場が反転することもあります。
しかし、
それを正確に当て続けることは簡単ではありません。
インデックス投資家にとっての騰落レシオ
長期のインデックス投資では、
騰落レシオを見て売買を繰り返す必要はありません。
むしろ、
相場が盛り上がっているときほど、
「今は楽観が広がりやすい局面だ」と自覚し、
淡々と積立を続けるための
心のクッションとして役立ちます。
まとめ
騰落レシオは、
市場全体の値動きの広がりを示す指標です。
- 今の相場は強気なのか
- それとも慎重な空気が支配しているのか
こうした点を、
感覚ではなく数字で確認できます。
売買を急がせる指標ではなく、
落ち着いて考えるための指標。
それが、騰落レシオです。


