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S&P500とオルカンの死角?為替リスクの注意点と、円安の今こそ考えたい国内資産の役割

管理人
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はじめに

S&P500やオルカン(全世界株式)は、インデックス投資を語るうえで欠かせない存在です。
低コストで分散性が高く、長期投資との相性も良い。
これらの特徴から、多くの投資初心者にとって「最初の一歩」として選ばれてきました。

一方で、商品性が優れているからこそ、あまり意識されにくい前提条件もあります。
その一つが「為替リスク」です。

本記事では、S&P500やオルカンを否定するのではなく、
それらを前提として受け入れたうえで、見落とされがちな視点を補うことを目的に、
為替リスクというテーマから整理してみたいと思います。

S&P500とオルカンは、優れたインデックスである

まず最初に確認しておきたいのは、
S&P500やオルカンが、長期投資の選択肢として優れている点です

米国や世界の成長を広く取り込めること、
個別株に比べてリスクが分散されていること、
そして、低コストで長期保有がしやすいこと。
これらは、数多くの実績や研究によって裏付けられています。

本記事は、これらの評価を覆すものではありません。
むしろ、そうした前提を理解している人が、次に考えておきたい視点を提示するものです。

インデックス投資で見えにくい「為替」という前提

円建てで投資信託を購入していると、
つい「日本円で運用している」という感覚を持ちがちです

しかし、S&P500やオルカンの中身は、基本的に外貨建ての株式です。
株価の変動に加えて、円高・円安の影響を同時に受ける構造になっています。

インデックス投資の文脈では、
「為替は長期では均される」「気にしなくていい」と語られることも多くあります。
たしかに、短期的な為替変動に一喜一憂する必要はありません。

ただし、
気にしなくていいことと、存在しないことは別です。
為替リスクは、常にそこにあり続けています。

S&P500の為替リスクは分かりやすい

S&P500は、米国株式で構成された指数です。
円建てで投資する場合、そのリターンは米ドルの動きに大きく左右されます

米国株が上昇し、円安が進めば、円ベースの評価額は大きく伸びます。
一方で、株価が堅調でも円高が進めば、
思ったほど資産が増えていないと感じることもあります。

これはS&P500の欠点というより、
構造上、避けられない性質です。
為替リスクを取っていることが分かりやすい分、
理解しやすいとも言えます。

オルカンは「為替リスクが低い」と誤解されやすい

オルカンは、世界中の株式に分散投資するインデックスです。
そのため、「国も通貨も分散されている」というイメージを持たれがちです。

しかし実際には、構成比率の多くを先進国、特に米国が占めています。
通貨の面でも、外貨全体への依存度は依然として高いままです。

ここで重要なのは、
国の分散と、通貨の分散は別物だという点です。

オルカンは非常に優れた指数ですが、
「為替リスクが小さい商品」と考えてしまうと、
実際のリスク構造とのズレが生じる可能性があります。

円安の今、私たちはすでに外貨に偏っていないか

現在の円安局面では、
外貨建て資産を多く持っている人ほど、評価額が増えて見えやすくなります。

S&P500やオルカンを中心に積み立ててきた人は、
知らず知らずのうちに、資産全体が外貨寄りになっているかもしれません。

これは間違いではありません。
ただし、自覚していない偏りであれば、
一度立ち止まって確認しておく意味はあります。

為替は、リターンを押し上げることもあれば、
逆に抑え込むこともあります。
どちらの局面でも、
自分がどの程度為替に影響されているかを把握しておくことは、
長期投資において無駄にはなりません。

国内資産は「円安対策」ではなく、バランスを見るための存在

円安が進んでいる今、
「だから国内資産を増やすべきだ」と結論づけるのは、
やや短絡的かもしれません。

国内株式や円建て資産の役割は、
為替を当てることではなく、
資産全体の見え方を安定させることにあります。

為替の影響を受けにくい資産を一部持つことで、
評価額の変動を冷静に眺めやすくなります。
それはリターンの最大化というより、
判断を急がないための土台づくりに近い考え方です。

分散は「商品名」ではなく「リスクの源泉」で考える

S&P500やオルカンは、
国や業種の分散という点で非常に優れています。

一方で、通貨という軸では、
意外と似た性質を持っていることも事実です

分散投資とは、
「どの商品を買うか」だけでなく、
「どんなリスクを持っているか」を理解することから始まります。
為替リスクも、その一つにすぎません。

大切なのは、それを避けることではなく、
知ったうえで受け入れるかどうかを自分で選ぶことです。

おわりに

S&P500やオルカンは、
これからも長期投資の有力な選択肢であり続けるでしょう。
だからこそ、万能だと信じ切るのではなく、
前提条件を理解したうえで付き合うことが大切です。

為替リスクは、見えにくいからこそ意識されにくい要素です。
円安の今だからこそ、
自分の資産がどの通貨に支えられているのかを、
一度静かに眺めてみる。

それは、行動を急かすものではなく、
考える自由を守るための、小さな点検作業なのかもしれません。

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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。高配当個別株投資などを経て、現在は自身が考案した『3本柱投資』を実践中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。 PVアクセスランキング にほんブログ村
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