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投資用語
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今さら人に聞けない投資用語!『元本』ってなに?

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はじめに

「投資の元本は保証されません」「元本割れに注意しましょう」――投資に関する説明で、よく出てくるこの「元本」という言葉。
聞いたことはあるけれど、なんとなくの意味しか分からないという人も意外といるのではないでしょうか?

この記事では、「元本とは何か?」をやさしく解説しつつ、投資で“元本”という言葉がなぜ重要なのかを初心者にもわかりやすくお伝えします

『元本』とは?一言でいうと「はじめに投資したお金」

元本とは、あなたが投資や預金などで、最初に出したお金のことを指します。

たとえば…

  • 100万円で投資信託を買ったら、その100万円が「元本」。
  • 積立NISAで毎月1万円を1年間続けたら、「元本」は12万円。

つまり、あなた自身が用意したお金の合計が“元本”になるということです

利益も損失も「元本」との比較で考える

投資の世界では、「いくら儲かったか」「いくら損したか」を判断する基準はすべて「元本」です。

たとえば…

  • 100万円の元本 → 1年後に110万円になった ⇒ +10万円の利益(+10%)
  • 100万円の元本 → 1年後に90万円になった ⇒ ▲10万円の損失(▲10%)

つまり、元本を知らないと、自分がどのくらい得しているのか損しているのかすら分からないということになります。

「元本保証」と「元本割れ」の意味

元本という言葉は、さまざまな投資や金融商品で使われますが、特によく見かけるのがこの2つのフレーズです。

元本保証

これは、「元本が減ることはありません」という意味。
たとえば、定期預金個人向け国債(固定型)などが該当します。

ただし、元本は保証されていても、利息が極めて低いことが多いのが特徴です。

元本割れ

一方、投資信託や株式などでは、値動きによって元本を下回ることがあります。これが「元本割れ」です。

元本割れする可能性があるからこそ、リターンも大きくなる可能性があるというのが投資の基本です。

番外編:元本保証?元本割れ?どちらでもある「貯蓄型保険」という商品

投資や預金と並ぶ選択肢として、「貯蓄型保険」という金融商品があります。これは生命保険や学資保険などに「貯蓄機能」が加わったタイプで、支払った保険料が将来的に戻ってくる仕組みです。

いわゆる「元本保証」に近い…けれど?

契約期間を最後まできちんと満了すれば、多くの場合は支払った金額(=元本)と同額か、それ以上の額が戻ってくるため、「元本保証のように見える」商品です。

しかし――

中途解約すると「元本割れ」するケースも

  • 途中で解約すると解約返戻金が元本を下回る(=元本割れ
  • インフレ時には実質的に元本割れ(購買力が減る)となることも
  • 利回りはかなり低く、長期間の資金拘束が発生する

つまり、貯蓄型保険は“条件つき元本保証”という特殊な性格を持っており、見かけは堅実でも実態は「ややリスクあり」なのです

結論:元本保証かどうかは「いつ、どう使うか」で変わる

貯蓄型保険に限らず、元本保証か元本割れかは、その商品をどのタイミングで、どのように使うかによって変わります。

「確実に戻ってくる」と思い込んで投資すると、後になって「あれ?」と感じることも。

だからこそ、「元本がどう動くか」「元本をどう守るか」を正しく理解しておくことが、堅実な資産形成への第一歩なのです

元本の種類:一括投資と積立投資で考え方が変わる

「元本」は一括で投資する場合と、積み立てる場合で少しニュアンスが違ってきます。

一括投資の場合

  • 最初に入れた金額=元本
  • 例:100万円で株式を購入 → 元本は100万円

この場合は非常にシンプルです。

積立投資の場合

  • 毎月入れている金額の合計が元本
  • 例:毎月1万円×36ヶ月 → 元本は36万円

こちらは、時間とともに元本が増えていくのが特徴です。

そのため、資産の増減を確認するときには、「今の評価額」と「元本の合計」の差を見る必要があります

投資で最も意識すべきは「元本を守りながら増やすこと」

投資の世界では、リターン(利益)ばかりに目がいきがちですが、最も大切なのは元本を大きく減らさないことです。

かの有名なウォーレン・バフェットもこう語っています。

Rule No.1: Never lose money.
Rule No.2: Never forget Rule No.1.

「ルール1:お金を失うな。ルール2:ルール1を忘れるな」ということは、裏を返せば「元本を守れ」ということです。

元本を守ることで、次に増やすチャンスが生まれるのです

「元本=大切な自分のお金」である意識を持とう

特に積立投資の場合、毎月の元本は生活費から切り分けて投資に回す貴重なお金です。

それを長い時間をかけて積み上げていくわけですから、元本には「お金の歴史」や「自分の努力」が詰まっているとも言えるでしょう

だからこそ、投資で「今の評価額がいくら」だけを見るのではなく、

  • 元本はいくらか?
  • 元本に対しての増減はいくらか?
  • 今の投資スタイルは、元本に見合っているか?

という視点で、資産を丁寧に見直していくことが大切なのです。

まとめ:『元本』を知ることで、投資はもっとわかりやすくなる

「元本」とは、あなたが投資に使った“はじめのお金”のこと。

シンプルだけど奥が深く、元本の把握は投資全体を理解するうえでの出発点になります。

  • 利益や損失の判断の基準
  • 投資戦略の見直しに役立つ
  • 自分の「リスク許容度」を測るバロメーターにもなる

投資の用語はときに難しく感じられますが、「元本」から始めれば、他の用語もぐっと身近になりますよ。

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当ブログ管理人
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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。 PVアクセスランキング にほんブログ村
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