今さら人に聞けない投資用語!「投資信託」
投資信託って何だろう?聞いたことはあるけれど、実際にどんな仕組みなのかよくわからないという方も多いですよね。今回は、そんな「投資信託」について、できるだけわかりやすくお伝えします!
投資信託ってどんな仕組み?
「投資信託」というのは、たくさんの人から少しずつお金を集めて、それを運用会社がまとめて大きな金額にして運用する仕組みのことです。たくさんの人からお金を「信じて託される」ので、こう呼ばれています。
つまり運用会社というプロのチームが、みんなから集めたお金を使って、株や債券などに投資をするわけです。個人で投資する場合はまとまったお金が必要ですが、投資信託なら少額から参加できます。
分散投資でリスクを減らす
「分散投資」という言葉も出てきますが、これはお金をいろいろな種類の資産(株、債券、不動産など)に分けて投資することです。特定の会社や業種に集中せず、幅広い投資先を選ぶことでリスクを減らすことができます。
例えば、「エコエネルギー」や「IT企業」といった特定のテーマに基づいて分散投資するファンドもあります。これによって、もしも一つの業界が不調になっても他の業界がカバーしてくれる可能性があるので、全体的なリスクを少なくすることができるという仕組みです。
少額で広く分散投資できる
投資信託は多くの人からお金を集めて運用するので、少しのお金でもいろいろな会社や種類の資産に分けて投資できます。たとえば、日経平均株価に連動する投資信託を最低価格の100円で購入すると、たった100円で225銘柄に分散投資する、ということも可能です。
インデックスファンドとアクティブファンド
投資信託には、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」という2種類があります。
- インデックスファンドは、主に市場の平均に合わせて運用されるものです。たとえば「日経平均株価」や「S&P500」などの指数に連動するようにお金を運用します。
- アクティブファンドは、運用会社が市場よりも高い利益を目指して投資を行います。つまり、運用のプロが独自の方法で投資先を選び、利益を増やそうとするのがアクティブファンドです。
運用益と信託報酬
投資信託で得た利益は「運用益」といいますが、この運用益はファンド内で再投資されて、そのファンドの評価額に上乗せされます。また、投資信託には「信託報酬」という運用のための費用がかかります。この費用は評価額から引かれているので、運用を続ける限り、毎日少しずつ差し引かれる仕組みになっています。
投資信託についての基本的な内容をお伝えしました!これを読んで、投資信託がどういう仕組みなのか、少しでも理解してもらえたら嬉しいです。