投資信託が多すぎて選べない?まずは「信託報酬」が安いものから選ぼう!
はじめに
インデックス投資を始めようと思い、
証券会社の画面を開いた瞬間に、
「こんなに投資信託があるの?」と戸惑った経験はないでしょうか。
ランキング、おすすめ、人気商品。
情報はたくさんあるのに、
逆にどれを選べばいいのか分からなくなってしまう。
でもそれは、決して悪いことではありません。
迷っているということは、
「なんとなく」で選ばず、ちゃんと考えようとしている証拠だからです。
この記事では、
そんな迷いの中にいる初心者の方に向けて、
まずはここだけ見ればいいという判断基準として
「信託報酬の安さ」に焦点を当てて考えてみます。
投資信託選びが難しく感じる理由
投資信託が選びにくい一番の理由は、
商品数が多すぎることです。
しかも、
どれもそれなりに良さそうな説明が書かれていて、
過去の成績も悪くない。
ここで「一番良いものを選ばなきゃ」と思うほど、
判断はどんどん難しくなっていきます。
長期投資では「当てる力」より「削られない力」
投資の世界では、
将来のリターンを正確に予測することはできません。
相場が上がるか下がるか、
どの国が伸びるか、
どの企業が勝つか。
どれも後になってみないと分からないことばかりです。
一方で、
ほぼ確実に分かっているものがあります。
それが、コストです。
信託報酬とは「静かに引かれ続けるコスト」
信託報酬は、
投資信託を保有している間、
毎日少しずつ差し引かれる運用コストです。
手数料として目に見えて支払うわけではないため、
意識しにくいのが特徴です。
しかし、
この「意識しにくさ」こそがポイントです。
何もしなくても、
毎年、確実に引かれ続ける。
なぜ信託報酬が安いことが重要なのか
信託報酬が安いということは、
同じ運用成果でも、
より多くのリターンが投資家に残るということです。
インデックス投資では、
「市場平均を目指す」ことが前提になります。
であれば、
市場平均からどれだけ引かれずに済むかが、
そのまま結果の差になります。
高い信託報酬を払うということは、
それだけ高い付加価値を期待する、という意味でもあります。
信託報酬が安い=多くの人に選ばれている
信託報酬が低い投資信託には、
もう一つ大きな特徴があります。
それは、多くの人に選ばれているという点です。
残高が集まることで、
運用は安定しやすくなります。
運用会社も、そのファンドを主力商品として扱い、
コスト削減や改善に力を入れやすくなります。
結果として、
さらに信託報酬が下がる。
そんな好循環が生まれます。
ただし「安ければ何でもいい」わけではない
ここで一つ、注意点があります。
信託報酬を比べるのは、
同じ指数に連動している投資信託同士の場合に限ります。
指数が違えば、
投資対象もリスクも役割も異なります。
そのため、
単純に「安いから良い」とは言えません。
まずは「安いものから」でいい理由
初心者のうちは、
「最適解」を探しすぎなくて大丈夫です。
信託報酬が低く、
多くの人に選ばれているインデックスファンドを選ぶことは、
投資の失敗を減らすという意味で、
とても合理的な一歩です。
おわりに
投資信託が多すぎて選べないと感じたとき、
「信託報酬が安いものから選ぶ」という考え方は、
妥協ではありません。
それは、
長期投資として、
無理のない判断基準を持つということです。
焦らず、比べすぎず、
自分のペースで続けるために。
信託報酬という視点は、
とても頼もしい味方になってくれます。


