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もし機動戦士ガンダムの宇宙世紀にオルカンが存在したら?~戦争と混乱を乗り越える積立投資の可能性をシミュレーションする~

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はじめに

「全世界株式に積み立て投資すれば、長期的には報われる」
そんな信念を支えるのが、オールカントリー型投資信託(通称:オルカン)です。

では、もしも世界が“宇宙世紀”のように荒廃し、戦争と人口激減に見舞われたとしても、その信念は通用するのでしょうか?

本記事では、宇宙世紀0079〜0093年という、ガンダムシリーズの中でも特に激動の14年間を題材に、積立投資の継続がどのような結果をもたらすかをシミュレーションします

宇宙世紀0079〜0080:一年戦争と壊滅的な経済

宇宙世紀0079年に勃発した一年戦争は、開始直後の「一週間戦争」で核・コロニー落としが行われ、110億人中55億人が死亡
地球圏の経済は壊滅し、主要な市場は閉鎖、通貨は急落、国家は事実上の機能停止状態へと陥ります

株式市場への影響

  • 世界的な株式市場は80〜90%の下落
  • 投資信託の基準価額は初年度100から翌年には20へ暴落
  • 地球と宇宙双方の経済拠点が破壊され、人類の生産能力は半減以下

積立投資の結果(UC0079〜0080)

年度基準価額評価額元本損益損益率
UC007910012.0012.00±00.0%
UC00802024.6036.00-11.40-31.7%

暴落初期に積み立てを開始した者の資産は、3分の1近くまで減少
それでも積み立ては継続されます。

宇宙世紀0081〜0083:復興の兆しと再び訪れる恐怖

戦争が終結し、連邦政府は復興に取り組みますが、宇宙移民者(スペースノイド)との対立は深まります。
UC0083年にはジオン残党による「デラーズ紛争」によって再びコロニー落としが発生しかもこれは地球連邦による輸送中の事故として隠蔽され、連邦への信頼は完全に崩壊します

経済環境

  • 北米穀倉地帯の破壊により、インフレと食料危機
  • 軍事予算は拡大、民需は停滞
  • 株式市場は一時的に回復後、再度下落基調へ

積立投資の結果(UC0081〜0083)

年度基準価額評価額元本損益損益率
UC00812541.2848.00-6.72-14.0%
UC00822256.8860.00-3.12-5.2%
UC00832876.4472.00+4.44+6.2%

株価が底打ちを迎え、含み益へと転じ始めた時期。
コロニー落としで一時的に信頼は揺らぎますが、積立効果が見え始めた重要なターニングポイントです。

宇宙世紀0084〜0086:内政不信とティターンズの台頭

地球連邦軍内部における強硬派「ティターンズ」の台頭により、宇宙市民への弾圧が始まります。
経済の方向性は、自由市場から軍事・統制経済へと傾斜していきます

経済動向

  • 政府系企業・軍需産業への資金集中
  • 民間経済は低迷も、宇宙産業に技術革新の兆し
  • 通貨は安定化、株価はゆるやかな回復基調

積立投資の結果(UC0084〜0086)

年度基準価額評価額元本損益損益率
UC008435101.5284.00+17.52+20.9%
UC008545135.7296.00+39.72+41.4%
UC008660180.96108.00+72.96+67.6%

積立投資家にとって、報われ始めた実感が強まるフェーズ
精神的に最も苦しい時期を乗り越えた者が、ようやく報酬を得る構図です

■ ジオン公国が勝利したIF世界──機動戦士Gundam GQuuuuuuXの宇宙世紀0085

オリジナルの宇宙世紀とは異なり、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の世界では、一年戦争の結果としてジオン公国が実質的な勝利を収めたパラレルワールドが描かれています。
その中でも特に注目されるのが、戦火を免れたサイド6(中立国)を主舞台とする経済圏の存在です。

サイド6は、主要コロニー群の中で唯一大規模な被害を受けず、行政・インフラ・金融機構がほぼ完全に維持されています
結果として、他のサイドや地球圏からの資金流入・難民流入・企業流入が進み、表面上は安定した経済成長を遂げているようにも見えます。

しかし、その裏では次のような社会の不安定さが静かに広がっています。

  • MSを用いた違法賭博試合「クランバトル」が公然と開催されている
  • 賭け試合中に死者が出る事件も発生しているにもかかわらず、行政当局の動きは鈍い
  • 治安維持組織の一部が裏社会と癒着している疑いも浮上している

このように、経済指数だけを見れば「成功した中立コロニー」に見えるサイド6ですが、その実態は“社会秩序のグレーゾーン”の上に成り立つ仮初めの平和といえるかもしれません。

もしこの地域がオールカントリー型インデックスに組み込まれていたとすれば、表面的には高い収益性を見せつつも、政治的リスクや法的空白が残存リスクとして意識されていた可能性が高いでしょう。

宇宙世紀0087〜0088:グリプス戦役と第一次ネオ・ジオン戦争

話はオリジナルの宇宙世紀へと戻ります。
宇宙世紀0087にはエゥーゴとティターンズによる内戦「グリプス戦役」、翌年には第一次ネオ・ジオン戦争が発生。地球圏全体が戦場と化しました。
経済は再び混迷するが、軍需産業と宇宙テクノロジー関連は急成長を遂げます。

経済環境

  • 地球側経済は停滞、宇宙側では民間宇宙企業の台頭
  • 軍事需要の高まりとともに株式市場は急回復
  • ただし、政治的安定性は依然として低水準

積立投資の結果(UC0087〜0088)

年度基準価額評価額元本損益損益率
UC008775240.36120.00+120.36+100.3%
UC008870257.88132.00+125.88+95.3%

ついに評価額が元本の2倍に到達
戦争の影で、投資資産は着実に育っています。

宇宙世紀0089〜0093:復興とシャアの反乱

戦争終結後の経済は、サイコフレーム技術の民間転用などによる新たな成長フェーズへと移行。
一方、宇宙世紀0093年には「シャアの反乱」が発生し、小惑星アクシズの地球落下が試みられますが、最終的には阻止されます。

経済動向

  • 民間需要の回復と新産業の誕生
  • 政治的な不安定要素は残るが、株価は右肩上がりに
  • 投資家心理は安定、積立投資家は大きな果実を得る

積立投資の結果(UC0089〜0093)

年度基準価額評価額元本損益損益率
UC008980304.08144.00+160.08+111.1%
UC009085328.32156.00+172.32+110.5%
UC009195374.88168.00+206.88+123.0%
UC0092105421.44180.00+241.44+134.1%
UC0093110444.48192.00+252.48+131.5%

最終的に、投資元本の2.3倍の評価額まで成長。
暴落・混乱を経てなお、人類と市場は復活する──そんな現実をこのシミュレーションは示しています。

結論:オールカントリー型投資信託は“人類への信頼”そのもの

宇宙世紀のような戦争と混乱の時代でも、人々は働き、企業は活動を続け、技術は進歩し続けました。

積立投資とは、経済成長の果実を得る仕組みであると同時に、人類の希望に投票する行為でもあるのです。

オルカン投資は、人類が絶滅しない限り、必ず報われる。
それは過去データだけでなく、フィクションが私たちに教えてくれるもう一つの真実でもあります。

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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。
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