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NASDAQ100インデックスを賢く活用!リスクを抑えた長期投資のポイント

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はじめに

テクノロジーの成長に支えられ、過去数十年で大きなリターンを生んできたNASDAQ100インデックスは、投資家にとって非常に魅力的な選択肢に映ります。しかし、長期投資の基本である「分散投資」の観点から見ると、NASDAQ100インデックスをポートフォリオのメインに据えるのは慎重になるべきです。今回は、NASDAQ100インデックスが長期投資に適さない理由と、リスク資産としての取り扱いについて解説します


NASDAQ100インデックスとは?

NASDAQ100インデックスは、米国の株式市場で最も活発な100社を集めた株価指数であり、テクノロジー企業が多く含まれています。Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet(Google)などの大手企業を中心に構成されており、テクノロジー、通信、消費者サービスといったセクター(業種)が圧倒的な比率を占めています

  • 構成の特徴:情報技術、インターネット関連、ハイテクなど特定の分野に集中。
  • 成長性ITやデジタル化の進展により、他の指数よりも高いリターンを生み出してきた

NASDAQ100インデックスを長期投資のメインに据えない理由

1. セクター(業種)集中によるリスクの高さ

NASDAQ100インデックスはテクノロジー関連企業が大部分を占めており、セクター(業種)分散が十分に行われていません特定の分野や企業に大きく依存することで、ポートフォリオ全体が市場の動向に強く影響を受けるリスクが高くなります

  • テクノロジー依存のリスクテクノロジー分野が好調なときには利益が大きいですが、逆に不調になればNASDAQ100全体が急落するリスクがあります。特に、2000年代初頭のITバブル崩壊時にはNASDAQ指数が大きく下落し、リーマンショックや2022年の利上げ局面でも大幅な値下がりを経験しました。
  • 多様な経済要因に対応しにくい:例えば、エネルギー、医療、生活必需品などのディフェンシブなセクター(業種)は少なく、不況時に緩衝材としての役割が期待しにくい点もデメリットです。

2. 高いボラティリティ(価格変動リスク)

NASDAQ100はリターンが高い分、ボラティリティも高くなりがちです。株価の急上昇が期待できる一方で、急落するリスクも大きく、特に短期の市場動向に強く左右されやすいのが特徴です

  • 長期の価格変動リスク:長期投資においては、価格が大きく動くと精神的なストレスが増え、投資を継続するのが難しくなる場合があります。また、大幅に下落した際には、短期的に損失が顕著になりやすく、投資初心者には特にリスクが高いと言えます

3. リスクとリターンのバランスが取れない

長期投資の基本は、リスクとリターンのバランスを保ち、経済全体に幅広く分散投資を行うことです。S&P 500など、業種が多様なインデックスとは異なり、NASDAQ100は特定の分野(業種)に偏りがあり、ポートフォリオ全体のバランスが取れません

  • 分散投資の効果が限定的:長期の資産形成を目指す場合、幅広い業種や市場に分散することでリスクを抑えることが重要です。NASDAQ100に大きなウェイトを置くことで、リスクが一方向に偏る可能性があるため、ポートフォリオ全体が不安定になります。

NASDAQ100インデックスをリスク資産として取り入れるポイント

NASDAQ100は、急成長するテクノロジー企業への投資機会を提供するため、リスク資産として少量をポートフォリオに組み込むことでリターンを狙うのは有効です。しかし、筆者としては、NASDAQ100インデックスの保有割合は15〜20%以下に抑えるのが安全であると考えています。

リスク資産として取り入れるメリット

  1. 高い成長性:テクノロジー業界の成長によるリターンを享受できる。
  2. 短期的なリターンの機会:短期の相場上昇時に高いリターンが得られる場合もあり、分散ポートフォリオの一部としてアクセントになる。

リスク資産としての注意点

  • 割合を少数に抑える:全体の15〜20%を上限にすることで、テクノロジー依存のリスクをコントロールし、急落時のダメージを抑えられます。
  • 長期的な安定を重視する場合は他のインデックスと併用:S&P 500や全世界株式インデックス(オールカントリー)など、広範囲に分散されたインデックスファンドと組み合わせることで、リスクが軽減され、バランスの取れたポートフォリオが形成されます。

結論

NASDAQ100インデックスは高リターンが期待できる一方で、特定のセクター(業種)に偏ったリスクがあり、長期投資の基本である「分散投資」とは相反する部分があります。筆者としては、NASDAQ100インデックスはリスク資産として少数、最大でも15〜20%にとどめることを推奨します。

安定した資産形成を目指す長期投資家にとって、NASDAQ100インデックスはあくまでアクセントとなる投資先として位置づけ、メインのポートフォリオにはS&P 500やオールカントリーのような分散効果の高いインデックスを据える方がリスクが軽減され、堅実な資産成長が期待できるでしょう。

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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。
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