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SCHDと相性のいい高配当ファンドは?米国偏重を避けるシンプルな選択肢

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はじめに

米国の高配当株投資といえば、やはりSCHD(米国高配当株ETF)が筆頭格です。
増配傾向にあり、財務健全な企業に絞った構成はまさに「完成度の高い高配当ETF」。

当ブログでは、「高配当投資はSCHD投資信託とJ-REITの組み合わせでほぼ完成」というスタンスをとっています。

とはいえ、どんな優秀な商品にも弱点はあるもの。
SCHDには米国100%という地域的な偏りや、為替リスク、セクター構成の偏りといったリスクも存在します。

そこで今回は、「SCHDの弱点を補完するならこの2本!」という視点で、低コストかつ高配当なサテライトファンドをご紹介します
いずれも信託報酬1%未満、分配金利回り3%以上が期待される年4回分配型です。

SCHDの強みと補完したいポイント

SCHDの魅力は、配当利回りの高さと増配傾向、そして銘柄の品質です。
財務健全な企業に厳選され、セクターも金融・資本財・ヘルスケアなど安定性のある構成で、長期の資産形成に向いたETFです。

しかし、投資対象は米国企業100%
通信や公益、エネルギーといった業種の比率は比較的低く、景気サイクルによっては偏りがパフォーマンスに影響することもあります。
また、為替リスクは常に発生するため、米ドル一極集中に不安を感じる人もいるでしょう。

こうした弱点を補うには、「地理的な分散」や「セクター構成の補完」が鍵になります

SBI・欧州高配当株式(分配)ファンド

このファンドは、ユーロ圏や英国を中心とした欧州の高配当株に投資します。
構成銘柄には、金融、エネルギー、公益などのセクターが多く含まれており、インフレや資源価格に強い銘柄構成が特徴です。

また、為替も米ドルではなくユーロ・ポンドが主体となるため、通貨分散の観点でも有効です。

「米ドルへの依存を少しでも減らしたい」「米国とは異なる景気サイクルに乗りたい」という方にとって、
このファンドはSCHDの弱点を地理的にも業種的にもバランス良く補ってくれる1本となります

なお、信託報酬は年0.099%と非常に低コストです。

SBI・全世界高配当株式(分配)ファンド

こちらは、米国・欧州・日本・その他先進国・新興国を含む全世界の高配当株式に投資する分散型ファンドです。
構成は地球規模でバランスが取れており、複数の地域・通貨・景気局面にまたがった資産配分となっています。

「米国市場に偏りすぎず、より広い視点で安定したインカムを得たい」「何が起きてもどこかが支えてくれるような分散を持っていたい」
そんな人にとっては、このファンドはまさに最強の補完ファンドです

さらに注目すべきは、信託報酬がわずか年0.055%という超低コスト。
世界中に分散しながら、この水準のコストを実現しているファンドは非常に貴重です。

ファンド比較まとめ表

ファンド名補完できるポイント信託報酬(税込)分配頻度
SBI・欧州高配当株式(分配)ファンド非米ドル圏・公益/エネルギー分散0.099%年4回
SBI・全世界高配当株式(分配)ファンド地理・通貨・経済圏の広範な分散0.055%年4回

まとめ|「SCHD+もう1本」で完成度が一段と高まる

高配当株投資の中心にSCHDを据える戦略は堅実かつ分かりやすいものです。
しかし、米国集中やセクター偏りを気にする場合は、もう1本だけ補完ファンドを加えることで、ポートフォリオの安定性と持続性が大きく高まります。

今回紹介した2本のファンドは、

  • いずれも年4回分配型
  • 信託報酬は圧倒的低コスト
  • SCHDでは補いきれない地域・業種・通貨リスクを緩和

という点で、インカム戦略を磨く補完役として非常に優秀です。

分散のしすぎに注意しながら、「自分にとって必要な1本だけを加える」というシンプルな考え方で、より安心感のある高配当投資を構築していきましょう。

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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。高配当個別株投資などを経て、現在は自身が考案した『3本柱投資』を実践中。ブログでは、ナビゲーターとして登場する「ゴリラ先生」を通して、初心者の方にもわかりやすく資産運用を伝えています。先生の口調はやさしいですが、中の人はけっこうガチめに積立派です。 PVアクセスランキング にほんブログ村
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