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レバレッジ型商品の長期保有に潜むリスクを解説!減価の仕組みと注意点

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はじめに

レバレッジ型商品は、少ない資金で大きなリターンを狙える便利なツールとして多くの投資家に利用されています。しかし、長期保有には独特のリスクがあることをご存じでしょうか?特に「減価」という現象が長期保有のリターンを大きく損ねる可能性があります。また、新NISA制度ではレバレッジ型商品の購入が禁止されていることも、長期投資には適さない理由の一つです。この記事では、減価の仕組みや新NISAでの対応を含めて詳しく解説します


1. レバレッジ型商品の基本

  • レバレッジ型商品は、投資元本に対して2倍や3倍といった倍率で運用される仕組みの商品です。短期的な値動きに対して敏感に反応するため、短期間での大きなリターンを狙うことが可能です。
  • 詳しい仕組みやリスクについては、下記の記事を参考にしてください。
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2. レバレッジ型商品の減価とは?

2-1. 減価の基本的な仕組み

  • レバレッジ型商品の価格は、日々の市場の値動きに基づいてリセットされ、複利的な計算で運用されています。この仕組みが「減価」を引き起こす主な原因です。
  • 初日に基準価格が100円、2日間で市場が+10%→-10%の値動きをした場合
    • 市場の価格は元に戻ります(100円)。
    • しかし、レバレッジ型商品では価格が元に戻らず減少します(2倍レバレッジの場合、95円程度になる)。

2-2. ボラティリティが影響する理由

  • 市場の上下動(ボラティリティ)が激しいほど、レバレッジ型商品の減価が進みます。これは、商品価格が毎日リセットされるため、累積的に損失が蓄積されるためです。

3. レバレッジ型商品の長期保有が向かない理由

3-1. 減価がリターンを損なう

  • 長期間にわたる複利的な計算によって、リターンが市場の成長率に追いつかないケースが多く見られます。特にボラティリティが高い市場では、期待していたリターンを大きく下回ることがあります

3-2. 新NISAで購入できない

  • 新NISA制度では、金融庁が設定した基準に基づき、レバレッジ型商品は購入対象から除外されています。これは、長期資産形成を目的とした制度において、リスクが高く複雑な商品は適さないと判断されているためです。
  • ポイント:新NISAが推奨するのは、リスクが低くコストが抑えられた商品(例:インデックスファンド)。この点からも、レバレッジ型商品の長期保有は初心者や長期投資家にはおすすめできません

4. 減価のリスクを回避する方法

4-1. 目的に応じた商品選び

  • 長期投資には、レバレッジ型商品ではなく、インデックス型投資信託やETFなどの安定性を重視した商品を選ぶべきです。

4-2. 短期トレードで活用する

  • レバレッジ型商品を活用する場合は、数日から数週間以内の短期トレードに限定するのがおすすめです

4-3. レバレッジ倍率を抑える

  • 一部の商品では、倍率を抑えた1.5倍や2倍の商品もあり、リスクを軽減した運用が可能です。

まとめ

レバレッジ型商品は、その仕組み上、短期トレードに適した設計であり、長期保有には「減価」のリスクが伴います。さらに、新NISA制度では購入が認められていないことからも、長期資産形成においては適さない商品であることが明確です。短期的な値動きに対応する目的で利用する場合を除き、長期投資にはインデックス型投資信託やETFといった安定的な商品を選ぶことをおすすめします。投資スタイルに合わせて適切な商品を選び、リスクとリターンのバランスを意識して運用を進めていきましょう!

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サラリーマン
2017年にドルコスト平均法を知り、投資に興味を持つ。2018年の旧つみたてNISA開始と同時に資産運用を開始。老後資金2000万円を目指しコツコツと積立投資中。
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